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Zend Frameworkで趣味と実益を兼ねたRSSフィードを作成する

Zend FrameworkとGoogle AdSenseを使ったRSSの作成・利用方法

Googleフィード向けAdSenseとフィード広告の統合

 さて、これでRSSフィードを作成して友達に情報を提供できるようになりました。次はもう1つの目標、つまりRSSフィードで収入を得ることについて考えてみましょう。

 Webサイト発行者向けのGoogleの広告ネットワークであるAdSenseの人気が急速に高まってきたのは、3つの重要な特徴があったからだと私は思っています。第1の特徴は、誰でもすぐに始められることです。つまり、Webサイトの規模に関係なく、無料でプログラムに参加できます。第2の特徴は、Webサイトに提供される広告が閲覧者に合わせて絞り込まれることです。たとえば、テレビゲームファン向けのWebサイトを運営している場合は、ゲーム機器やSFやユーザーが興味を持ちそうなその他のトピックに的を絞った広告が提供されることを期待でき、広告によってユーザーの気持ちが動かされる可能性が高くなります。最後の特徴は、広告が押し付けがましくないということです。ユーザーのWeb閲覧を中断させるような迷惑なポップアップやスパイウェアの類が表示されることはありません。

 どうやら私と同じ考えのWebサイト発行者が何百万人もいるらしく、AdSenseは2003年にサービスを開始すると、たちまち世界最大のオンライン広告ネットワークに成長し、モバイル、ラジオ、テレビの広告へと範囲を広げています。2005年、AdSenseはGoogleフィード向けAdSenseという名前の画期的なサービスを開始しました。フィード向けAdSenseを利用すると、コンテキストに合ったテキストベースの広告がフィードのコンテンツに組み込まれ、RSSフィードから簡単に収入を得ることができます。さらに、これがAdSenseらしいところですが、広告の提供方法、たとえば挿入する頻度、挿入する位置、投稿語数に基づく広告挿入の状況は利用者が細かく制御できます

 Google AdSenseにまだ加入していない場合は、Google AdSense申込・ログイン画面にアクセスして登録してください。審査のプロセスは、オンラインサービスに登録する場合より少し面倒です。というのも、広告場所として申請されたWebサイトをGoogleが実際に調査し、プログラムポリシーの規定を満たすことを確認するからです。アカウントが承認されると(私の場合は1日もかかりませんでしたが、Googleは場合によっては手続きに数日かかると案内しています)、AdSenseの利用を始めることができます。

広告対応のRSSフィードの作成

 フィード向けAdSenseの優れている点は、このチュートリアルで最初に作成したコードのリファクタリングがまったく必要ないことです。必要なのはGoogleに既存のフィードのURLを提供することだけであり、後はGoogleが新しくFeedBurner管理下のURLを作成してくれます。これにより、フィード広告を通して収入を得られるだけでなく、この素晴らしいサービスを通じて利用可能な高機能のトラフィック分析ツールもすべて使用できるようになります(ちなみに、FeedBurnerは2007年の終わりにGoogleに買収されており、対外的にはまだ独立した会社のように見えますが、Googleの一連のオンラインサービスとの統合が強化されています)。もともとFeedBurner上でフィードを提供している場合には、そのフィードを簡単にフィード向けAdSenseにインポートできます。

 AdSenseを既存のRSSフィードに統合するには、Google AdSense申込・ログイン画面でAdSenseにログインし、[AdSense Setup]→[Get Ads]に移動します。ここでは、利用可能な6つのAdSense製品から選択でき、その中にフィード向けAdSenseも含まれます。適切なリンクをクリックすると、広告の挿入先となるフィードを生成するように求められます。その後、広告についてのさまざまな作成オプションが表示されます。広告の種類(テキストのみ、画像のみ、両方の混合)、表示頻度、位置、さらには好みのデザイン色を指定することさえできます。また、フィードをAdSenseチャンネルに割り当てることもできます。ただし、この作成プロセスの最も重要な部分は最後のところ(図2を参照)であり、ここでフィードをAdSenseにマップします。[Burn new feed]リンクをクリックし、表示されるウィンドウでフィードのURLを入力します。

図2 RSSフィードとGoogleのフィード向けAdSenseのマッピング
図2 RSSフィードとGoogleのフィード向けAdSenseのマッピング

 指定したURLの場所にRSSが存在することがAdSenseによって確認されると、続いて独自のアドレスとタイトルの指定、およびFeedBurnerで購読の統計を追跡するかどうかの確認を求められます(図3参照)。

図3 GoogleへのRSSフィードの指定
図3 GoogleへのRSSフィードの指定

 あと残っている作業は以前に公開していたフィードのURLを新しいURLに置き換えることだけであり、そうすれば広告からの収入を得られるようになります。

次の段階

 場所やデバイスを選ばずにデータを利用できることがほぼ当たり前になった今日では、RSSは閲覧者を増やしたいと思っているWebサイト所有者にとって非常に有益なサービスです。RSS、Zend_Feedコンポーネント、およびGoogleのフィード向けAdSense製品の詳細については、次のリンクを参照してください。

  • Wikipediaの「RSS」の項目 ― Wikipediaに掲載されているRSSの説明は、Web上で見られるRSSの定義としては最もわかりやすいものの1つです。この人気のあるフォーマットの歴史についてもっと知りたい場合は、ぜひ覗いてみてください。
  • Zend_Feedのドキュメント ― Zend FrameworkのZend_Feedのドキュメントでは、RSSフィードの作成方法だけでなく、その使用方法も説明されています。
  • フィード向けAdSense ― Googleのフィード向けAdSense製品を使い始める方法をさらに詳しく知るには、このわかりやすい製品ドキュメントを参照してください。

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この記事の著者

japan.internet.com(ジャパンインターネットコム)

japan.internet.com は、1999年9月にオープンした、日本初のネットビジネス専門ニュースサイト。月間2億以上のページビューを誇る米国 Jupitermedia Corporation (Nasdaq: JUPM) のニュースサイト internet.comEarthWeb.com からの最新記事を日本語に翻訳して掲載するとともに、日本独自のネットビジネス関連記事やレポートを配信。

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W. Jason Gilmore(W. Jason Gilmore)

オハイオ州コロンバスに本社を置く出版・コンサルティング企業であるW.J. Gilmore, LLCの創設者。最新のプロジェクトに、PHP言語の学習用ワンストップショップEasyPHPWebsites.comがある。以前はApressのオープンソース系編集者として60冊を超える書籍の出版に携わり、オープンソース製品に関する優れた出版物の刊行に貢献。著作も多く、ベストセラーになった『Beginning PHP and MySQL: From Novice to Professional』(現在は第3版)、『Beginning PHP and PostgreSQL: From Novice to Professional』、『Beginning PHP and Oracle: From Novice to Professional』などがある。年1回の開発者向けカンファレンス「CodeMash」を主催する非営利組織CodeMashの共同創設者。2008 MySQL Conferenceの発表者選考委員会のメンバーも務めた。Developer.com、Linux Magazine、TechTargetなどの著名なサイトに執筆したチュートリアルや記事の数は100以上にのぼる。

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