プロジェクトの管理
コマンドラインからZend FrameworkのMVCアプリケーションのスケルトンを作成する機能については前々回紹介しました。このように作成したアプリケーションの単位をZend_Toolではプロジェクトと呼びます。
プロジェクトを管理するためのZend_Toolのプロバイダは、Zend_Tool_Projectモジュールからいくつか提供されています。
| プロバイダ名 | アクション | 説明 |
| Project | create | プロジェクトを作成 |
| Controller | create | アクションコントローラを作成 |
| Action | create | (アクションコントローラの)アクションを作成 |
| Profile | show | プロファイルを表示 |
| View | create | ビューを作成 |
これらについて順番に説明します。
Zend Framework 1.9.0 から 1.9.1 についてはWindowsでプロジェクトファイルを見つける段階でバグがあり、Projectプロバイダ以外は正常に動作しません。
どうしても利用する必要がある場合にはソースを書き換えることで対応できます。その場合は、Zend Framework 1.9.1の場合にはZend/Tool/Project/Provider/Abstract.php の126行目を
$projectDirectoryAssembled = DIRECTORY_SEPARATOR . implode(DIRECTORY_SEPARATOR, $parentDirectoriesArray);
から
$projectDirectoryAssembled = implode(DIRECTORY_SEPARATOR, $parentDirectoriesArray);
に書き換えてください。
(1)Projectプロバイダ
プロジェクトのスケルトンを作成します。構文は次のとおりです。
zf.bat create project (プロジェクトのパス)
この命令を実行すると、プロジェトのパスのところにプロジェクトのスケルトンが配置されます。これ以降の操作は、その作成したパスの中で実行してください。
(2)Controllerプロバイダ
アクションコントローラを作成します。構文は次のとおりです。
zf.bat create controller (コントローラ名) (indexアクションを自動生成するか) (モジュール名)
「indexアクションを自動生成するか」「モジュール名」は省略可能な引数で、標準では「indexアクションは自動生成する」「モジュール名はdefault」となっています(なお、モジュール名はコントローラをグループ分けしたい場合に利用するものです)。
(3)Actionプロバイダ
アクションをアクションコントローラに追加します。構文は次のとおりです。
zf.bat create action (アクション名) (コントローラ名) (対応するビュースクリプトも自動生成するか) (モジュール名)
「コントローラ名」以降は省略可能で、「コントローラ名はindex」「対応するビュースクリプトも自動生成する」「モジュール名はdefault」となっています。
(4)Viewプロバイダ
ビュースクリプトを作成します。構文は次のとおりです。
zf.bat create view (コントローラ名) (アクション名)
(5)Profileプロバイダ
このプロジェクトのプロファイルの中身を表示します。構文は次のとおりです。
zf.bat show profile
▼
ProjectDirectory
ProjectProfileFile
ApplicationDirectory
ConfigsDirectory
ApplicationConfigFile
ControllersDirectory
ControllerFile
ActionMethod
ControllerFile
ModelsDirectory
...
この命令を実行すると、単純にプロジェクトの内容を格納したファイル「.zfproject.xml」の構造を表示します。
