はてなハイク2が作りだすリアルで身近なつながり
思えば1年前の2008年11月4日、はてなは東京恵比寿のイベントスペースにIT系ニュースメディアやブロガーを集め、「はてなブックマーク」のリニューアル発表会を行った。さらに約1カ月の12月18日には、東京丸の内で一般紙記者も交えて、任天堂との協業による「うごメモはてな」の記者説明会を開催している。
そしてこの1年間、はてなブックマークでは、プリファードインフラストラクチャーとの協業などを通して、関連エントリ表示やカテゴリ分類、全文検索といった高度な機能を矢継ぎ早に実装している。また、はてなブックマークをブラウザから効率よく利用するためのForefox機能拡張や、twitterとのOAuth連携、外部サービスへのWebHook連携など、先進的なアイディアにも臆せずチャレンジしている。
うごメモはなんと8月に北米版と欧州版もリリースし、はてなは遂に念願の世界進出を果たしている。クリスマスシーズンを迎えて、海外版うごメモはてな(flipnote.hatena.com)にはたくさんの作品がアップされている。Flipnote Hatenaのユーザー増に応じて、はてなハイクの海外版(h.hatena.com)もかなり賑わってきているようだ。
そうして新技術展開や世界展開を推し進めた2009年の末に、今度は京都市内のひなびた町家(京都西陣町家スタジオ)に、京都近郊のユーザーを集めて、純日本的なケータイサービスをリリースした。この対比はすごく興味深い。おそらく「はてなハイク2」は、東京のマスコミや世界に向けたサービスではなく、はてなの所在地のリアルな近辺で、まず使われてほしいサービスだったということなのだろう。
発表会を取材したあと、最終新幹線に乗り遅れたので京都市内で宿を探してうろついているとき、はてなスタッフが歩いていける範囲で食事していることを「はてなハイク2」の「イマココ!」で知ったのだが、同じ町の「あのへんにいるのか」という近場感は、歩いて回れるくらいの規模感の町でリアルにつながっているときに、ちょうどいい。はてなハイク2は、京都から全国の地方都市に向けてリリースされるリアルのつながりサービスなのかもしれない。

