環境構築
それではPOIを利用するための環境を構築しましょう。本稿で使用する環境は以下になります。
| 種類 | 名称 |
| OS | Windows XP |
| JDK | Java 1.6 |
| 開発環境 | Eclipse 3.5 |
| POI | POI 3.6 |
POIはプロジェクトのダウンロードページから入手してください。ここでは執筆時点で最新の安定版であるPOI 3.6用のバイナリファイル「poi-bin-3.6-20091214.zip」とPOIのソースやサンプルプログラムのソースが含まれている「poi-src-3.6-20091214.zip」をダウンロードします。
ダウンロードした「poi-bin-3.6-20091214.zip」を適当なディレクトリで解凍したらPOI 3.6を構成しているjarファイルを確認してみましょう。「xls」のExcelファイルを扱う場合に必要となるJarファイルは「poi-3.6-20091214.jar」のみです。「xlsx」のExcelファイルを扱う場合にはさらに次のJarファイルが必要になります。
- poi-ooxml-3.6-20091214.jar
- poi-ooxml-schemas-3.6-20091214.jar
- dom4j-1.6.1.jar
- xmlbeans-2.3.0.jar
- geronimo-stax-api_1.0_spec-1.0.jar
ちなみに「poi-contrib-3.6-20091214.jar」にはセルやセル範囲の操作に役立つUtilityクラスである「CellUtil」や「RegionUtil」などが含まれています。このJarファイルはPOIチームによって正式に保守・サポートされているものではありませんが、Utilityとして利用が可能です。
まずはPOIのサンプルプログラムを実行したいので、下記Jarファイルがクラスパスに通るようにします。
- poi-examples-3.6-20091214.jar
- poi-3.6-20091214.jar
- poi-scratchpad-3.6-20091214.jar
- poi-ooxml-3.6-20091214.jar
- poi-ooxml-schemas-3.6-20091214.jar
- dom4j-1.6.1.jar
- xmlbeans-2.3.0.jar
- geronimo-stax-api_1.0_spec-1.0.jar
以上で簡単に環境構築が整いましたので早速サンプルプログラムを実行してみます。「poi-examples-3.6-20091214.jar」に含まれている、パッケージ「org.apache.poi.ss.examples」に格納された「TimesheetDemo」クラスを実行してみます。そのまま実行すればOOXML形式のファイル名「timesheet.xlsx」が出力されます。
「timesheet.xlsx」ファイルが出力されていることが確認できます。
ファイルを開いてみます。「Weekly Timesheet」が作成されています。Total HrsなどのセルにはSUM関数も埋め込まれているのが確認できます。いくつかデータを入力して試してみてください。
まとめ
今回は第1回目ですので、POIの概要、2009年9月にリリースされたVersion 3.5以降の特徴を簡単に説明しました。また、環境を整えサンプルプログラムも実行して、OOXML形式のExcelファイルを生成してみました。サンプルプログラムは他にもたくさんあるので興味のある方は試してみてください。もちろんソースにも目を通してみてください。
次回はOOXML形式のExcelファイルの読み書きを実行するために用意されているUsermodel APIの使い方を詳細に説明していく予定です。




