テキストボックス
サイズの推奨値
ガイドラインでは、テキストボックスの高さの推奨値は「14DLUs(23ピクセル)」となっています。
標準のテキストボックスの高さは、MultiLineプロパティをTrueにしないとフォントから自動的に決定されるだけでマニュアル設定ができません。一方、InputManのGcTextBoxの高さは手動設定できます。 例えばMS UIゴシックの9ptの場合には、標準のテキストボックスなら19ピクセルですが、GcTextBoxなら23ピクセルに設定できます。
文字の表示位置
標準のTextBoxでも、MultilineプロパティをTrueにして複数行入力を抑止するようにプログラムを組めば、推奨値の高さにコントロールのHeightプロパティを設定することができます。しかし、文字と縦方向の表示位置がセンタリングされず、入力枠に対して上の方に位置してしまいます。
InputManのコントロールは、GcTextBoxをはじめとして、さまざまなコントロールで文字表示位置を手軽に設定できるため、推奨値の高さにしても違和感なく表示することが可能です。
入力制限
ガイドラインによれば、入力時に入力する文字を特定できる場合は、入力後にチェックするのではなく入力制限を行うことが推奨されています。
InputManには、数値のみが入力できるGcNumber、和暦に対応したGcDate、時間に特化したGcTimeSpanなど、さまざまな入力内容に対応した多彩なコントロールが用意されています。
「Windows API Code Pack for .NET」+「InputMan」でWindows 7対応アプリを実現
InputMan for Windows Form 6.0JはWindows 7に対応しています(参考リンク:Windows 7 対応状況一覧(.NET製品))。しかし、「ジャンプリスト」「コマンドリンク」「タスクバーアイコンへのプログレスバー表示」など、Windows 7で追加されたUX(ユーザーエクスペリエンス)に対応するコントロールは含まれていません。このようにWindows 7特有の機能を追加するには、マイクロソフトから無償提供されているWindows API Code Pack for Microsoft .NET Frameworkを使用します。
InputManにWindows API Code Packを加えれば、ガイドラインのほとんどの項目を推奨値で作成できます。ぜひ、お手元にあるWindowsアプリケーションの画面を推奨値だけで作成しなおしてみてください。そして、元のデザインと見比べて評価してみてください。なんとなく違和感があった画面が、しっくりくる画面に変わっていると思います。