はじめに
Sliverlightアプリケーションの特徴の1つは、綺麗な色使いをXAMLの各要素に施すことができることです。これにより、従来のHTMLを使ったWebページに比べ、格段に見栄えの良いページをデザインできます。
ComponentOne Studio for Silverlightに収録されているC1ColorPickerコントロールは、Webページ実行時にパレットから色を選択可能にする機能を提供するSilverlightコンポーネントです。
Windowsアプリケーションで使われるカラーピッカーと同様、1670万色のカラーパレットから任意の色を選択したり、Microsoft Office 2007で使われているカラーテーマに基づくパレットを表示してその中から選ぶこともできます。
今回は、このC1ColorPickerコントロールを使って、Webページ上の四角形オブジェクトのグラデーションカラー2色を、自由に変更できるアプリケーションを作成しました。
対象読者
Visual Basic/Visual C# 2008を使ってプログラムを作ったことのある人。また、SilverlightおよびXAMLに対する基礎的な知識が必要になります。
必要な環境
Visual Basic 2008、Visual C# 2008、Visual Studio 2008でプログラムが作れる環境。また、Visual Studio 2008 Silverlight Tools 3.0をインストールしていることが必須条件です。
なお、本プログラムはWindows Vista上で動作するVisual Studio 2008およびVisual Studio 2008 Silverlight Tools 3.0を使用して作成し、Internet Explorer 8で動作確認を行っています。
コンポーネントのインストール
ComponentOne Studio for Silverlightを使用する方は、Visual Studio、Visual Basic、Visual C#の開発環境にComponentOne Studio Enterprise 2010Jをインストールする必要があります。
インストーラは、グレープシティのWebページからダウンロードできます。製品ページの[申込フォーム]をクリックし、グレープシティのWebサイトへ必要情報を登録すると、添付トライアルライセンスキーファイルとダウンロードサイトを記載したE-Mailが送られてきますので、ここからダウンロードします。制限事項などの詳細については、インストーラに同梱されているリリースノートを参照ください。