[4]ワークフローにCreateTaskアクティビティを追加する
ワークフローにCreateTaskアクティビティを追加します。CreateTaskアクティビティは、タスクの新規作成を実行します。
ツールボックスから、[SharePointワークフロー]内の[CreateTask]を選択し、デザイン画面上の[logToHistoryListActivity1]の下にドロップします(図10)。
追加した[createTask1]の右上には赤色の警告アイコンが表示されています。アイコンにカーソルを持って行き、表示された下矢印をクリックすると、[Activity 'createTask1' には、CorrelationToken プロパティが設定されていません。]というツールチップが表示され、現状ではプロパティ設定が不完全であることが理解できます。
[createTask1]のプロパティウィンドウで、[CorrelationToken]の右側のフィールドに「taskToken」と入力し、Enterキーを押します。次に、[CorrelationToken]を展開し、表示された[OwnerActivityName]で、右側のリストから[Workflow1]を選択します(図11)。
CorrelationTokenプロパティに設定するトークン文字列により、アクティビティを関連付けることができます。後ほど追加するOnTaskChangedアクティビティやDeleteTaskアクティビティの各CorrelationTokenプロパティに、ここで設定した[taskToken]トークン文字列を設定することにより、タスクに関連したアクティビティを関連付けることができます。
次に、TaskIdプロパティに対してフィールド設定します。TaskIdプロパティとは、GUIDで表されるタスクIDを設定するためのプロパティです。タスク[createTask1]のプロパティウィンドウで、[TaskId]の右側のフィールドをクリックすると表示される[...]ボタンをクリックします。表示された[アクティビティのプロパティへの'TaskId'のバインド]ダイアログボックスで、[新しいメンバーへのバインド]タブをクリックします。そして、[フィールドの作成]をクリックし、[新しいメンバー名]は既定のままで、[OK]ボタンをクリックします(図12)。すると、新規フィールドが作成され、TaskIdプロパティに対して割り当てられます。
TaskIdプロパティと同様に、TaskPropertiesプロパティにもフィールドを設定します。TaskPropertiesプロパティとは、タスクのタイトルや説明、担当者などのタスク情報を設定するためのプロパティです。プロパティウィンドウで、[TaskProperties]の右側のフィールドをクリックすると表示される[...]ボタンをクリックします。表示された[アクティビティのプロパティへの'TaskProperties'のバインド]ダイアログボックスで、[新しいメンバーへのバインド]タブをクリックします。そして、[フィールドの作成]をクリックし、[新しいメンバー名]は既定のままで、[OK]ボタンをクリックします(図13)。すると、新規フィールドが作成され、TaskPropertiesプロパティに対して割り当てられます。
コードビハインドのWorkflow1.csを表示してみると、リスト4のようにWorkflow1クラス内に2つのフィールドが追加されていることが確認できます。これらのフィールドに設定した値が、createTask1アクティビティのTaskIdプロパティとTaskPropertiesプロパティにそれぞれバインドされます。
public Guid createTask1_TaskId1 = default(System.Guid); public SPWorkflowTaskProperties createTask1_TaskProperties1 = new Microsoft.SharePoint.Workflow.SPWorkflowTaskProperties();
次に、ワークフローのデザイン画面に表示を戻し、[createTask1]をダブルクリックすると、createTask1_MethodInvokingイベントハンドラーが生成されます。生成されたハンドラー内に、リスト5のようにコードを追加します(太字部分)。
private void createTask1_MethodInvoking(object sender, EventArgs e)
{
// タスクの設定
createTask1_TaskId1 = Guid.NewGuid();
createTask1_TaskProperties1.Title = workflowProperties.InitiationData;
createTask1_TaskProperties1.Description = "ここにタスクの説明を記します。";
createTask1_TaskProperties1.AssignedTo = "YHIROSE-PC\\yhirose";
}
先ほど追加した2つのフィールドに値を設定することにより、新規タスクの設定を行います。createTask1_TaskId1フィールドには、新しいGUIDを設定します。これが新規タスクのタスクIDとなります。
createTask1_TaskProperties1フィールドは、SPWorkflowTaskPropertiesクラスのオブジェクトで、タスクのプロパティを設定します。Titleプロパティには、タスクのタイトルを設定します。ここでは、手順[2]で作成したワークフロー開始フォームの入力データを設定しています。Descriptionプロパティには、タスクの説明を設定します。ここでは簡略化のため固定文字列を設定していますが、たとえばworkflowProperties.InitiationDataプロパティにシリアライズされたXML形式の文字列が渡るようにし、ここで文字列をデシリアライズして複数のパラメーターを復元し、タスクの各プロパティに設定することもできるでしょう。AssignedToプロパティには、タスクの担当者を指定します。ここも簡略化のため固定ユーザー名としていますが、ここもワークフロー開始フォームからユーザーを入力できるようにすることもできるでしょう。

![図12 [アクティビティのプロパティへの'TaskId'のバインド]ダイアログボックス](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/5960/5960_12_s.gif)
![図13 [アクティビティのプロパティへの'TaskProperties'のバインド]ダイアログボックス](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/5960/5960_13_s.gif)