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Java EE 6 開発入門

JSF2の画面でAjaxの非同期通信を作る

JavaEE6 開発入門(4)


ダウンロード SampleWebApp.zip (26.7 KB)

ManagedBeanを作成する

 ManagedBeanは、JavaEEコンテナで管理されるクラスです。このクラスはアノテーションで設定するのを除いては、通常のJavaクラスと同様に実装することができます。具体的には変数と変数へのアクセスを行うsetメソッドとgetメソッド、そして入力チェックや変数の加工処理などを、通常のJavaクラスでの記述と同じように記述できます。では実際にManagedBeanを作成してみましょう。

 SampleWebAppのソースパッケージにて、sample.beansパッケージを作成し、その中にManagedBeanを作成します。sample.beansパッケージの上で右クリックをし、[新規]-[JSF管理対象Bean]を選択します。

図5 ManagedBean作成(1)
図5 ManagedBean作成(1)

 作成内容を聞かれるので、図6のように「クラス名」と「名前」、「スコープ」の3つを選択します。

図6 ManagedBean作成(2)
図6 ManagedBean作成(2)

 今回は、以下に示す内容で作成します。

表1 SampleManagedBean作成条件
項目 設定内容
クラス名 SampleManagedBean
参照時名称 user
スコープ session

 入力し終えたら[完了]を押します。するとManagedBeanが作成されます。作成されたManagedBeanには、先ほど設定した参照時名称を定義する@Namedアノテーション、そしてスコープを定義するアノテーション(このサンプルでは@SessionScoped)が出力されています。ちなみに@Namedで宣言されたクラスは冒頭でも触れましたようにCDI管理のBeanで、JSF管理対象Beanとは区別されることが多いです。しかしNetBeans6.9ではこれらをあまり区別せずにJSF管理対象Beanとして扱います。

作成したManagedBeanは以下のようになります。 

[リスト2]ManagedBean SampleManagedBean.java
package sample.beans;

import javax.inject.Named;
import javax.enterprise.context.SessionScoped;

@Named(value="user") …①
@SessionScoped …②
public class SampleManagedBean {

    /** Creates a new instance of SampleManagedBean */
    public SampleManagedBean() {
    }
}

 1、2ともManagedBean作成時に選択できるアノテーションです。この2つを定義することで、GlassFishへの登録を自動的に行い、Faceletsから参照できるようになります。

 1のNamedアノテーションでは、value属性でJSFがこのManagedBeanを参照するときの名称を定義します。2では、ManagedBeanのスコープを定義します。先ほどのManagedBean作成のところで選択したスコープが表示されます。今回はsession(ブラウザが終了するまで有効)を選びました。他にもスコープには、request(1回画面を表示するまで有効)、application(アプリケーション全体で1つのみ)、dependent(ManagedBeanの内容を表示している画面が有効な間のみ持ち続ける。同じ画面を表示している限り有効になるので、1画面内のsessionのような使われ方をする)がよく使われます。

 これで雛形は完成しました。

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 東 浩二(アズマ コウジ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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