Flashでしかできない、表現力の限界を超えたもの
次に話はHTML5からFlashへと移った。昨日の基調講演で紹介されたタッチスクリーン用アプリケーション「Adobe Touch Apps」のいくつかはFlashベースで作成されているという。
ブラウザ内アプリの好例として紹介されたのは、iPadアプリの課金アプリでもっともよく遊ばれたというパズルゲーム「Machinarium」。もともとFlashで作られていたため、同じ資産を活用して効率よくiPad版を作成することができた。リリース前のAndroid版の様子も若干紹介された。
Flashはビジネスアプリでの使われているとし、空調設備を手掛けるJohnson Controls社の事例が紹介された。現場で試算や設備情報の確認を行いやすくするためのアプリで、当初はデスクトップ向けに作られたアプリをモバイル向けへと移植した。同社からは、開発生産性を非常に高く評価しているというコメントが寄せられた。
ソーシャルアプリの事例としては、USA Network社デジタル担当副社長のJesse Redniss氏を招き、「psych」というコメディドラマ番組のコンパニオンアプリが紹介された。モバイルデバイスでの視聴者向け施策としてインタラクティブ性を強化するために、Flashで制作された。Flashの採択理由については、開発プラットフォームを一元化でき、開発時間やコストを大きく削減しつつ、多くのデバイス向けにアプリを提供できる点を挙げた。
Adobeは今後もFlashへの投資を倍増し、他の技術では実装が難しいような、表現力の限界を超えるものをFlashで実現し続けていきたいと意気込みを語った。
