インフラジスティックスは、Silverlight/WPF/Windows Phone対応開発コンポーネントの新バージョン「NetAdvantage 2011 Volume 2」を、20日に発売した。
今回のリリースでは、Silverlight/WPF対応コンポーネント(4製品)のほか、Windows Phone対応コンポーネントにおいて、新コントロールや強化機能が追加されており、これらSilverlight/WPF/Windows Phone製品で提供されるコントロール間で共通のAPI、実装方法を使用する「クロスプラットフォーム化」を実現した。
Silverlight/WPFコンポーネントにおける、共通の新機能は、Undo/Redoフレームワークの追加。同フレームワークが追加されたことによって、「元に戻す/やり直し」の機能をアプリケーションに追加できるようになる。また、Resource Washing(リソースウォッシング)と呼ばれる機能が全コントロールに追加され、基本色を1色だけ選択することで、色の陰影も含めコントロールのスタイリングを行える。
Silverlight製品のみの新機能としては、xamGridの強化機能として、簡単にグリッドデータをExcelへ出力する機能や、全行選択機能などが追加されている。また、WPF製品のみの新機能としては、エンドユーザーによるレイアウト変更を保持・復元するPersistenceフレームワークが加わっている。
Silverlight/WPFデータ視覚化コンポーネントに共通の新機能は、前述のResource Washingの追加に加えて、xamPivotGridでの強化機能としてxamDataChartとの機能統合が行われ、ピボットテーブルのフィルター内容に応じて、動的にチャート表示の変更を行っている。また、xamDataChartに積み上げ棒やファンネルなどの新しいチャート形式が追加され、xamNetworkNodeにはノードの展開・縮小機能や、ドラッグ&ドロップでのノード接続・切断機能が追加された。
Windows Phoneコンポーネントには、通貨・日付・マスクなどの各種入力エディターの追加や、ユーザー評価を表現するレーティング、NetAdvantage for WPFにも追加されているエンドユーザーによるレイアウト変更の保持・復元のためのPersistenceフレームワークなどの新機能が追加されている。
製品ラインアップは、Windows Forms/ASP.NET/jQuery/Reporting/WPF/Silverlight/WPF・Silverlight Data Visualization/Windows Phoneコンポーネントを含み、あらゆる開発要件に対応するパッケージである「NetAdvantage Ultimate」(全9製品込みで1ライセンス231,000円、プライオリティーサポート付きが1ライセンス283,500円)、Windows Forms/ASP.NET/jQuery/Reporting/WPF/Silverlightコンポーネントを含み、おもに業務アプリケーション開発向けの開発パッケージである「NetAdvantage for .NET」(全6製品込みで1ライセンス155,400円、プライオリティサポート付きが207,900円)の2種類。
また、上記パッケージに含まれる各UIコンポーネントは、単体購入も可能となっており、単体価格は1ライセンス99,750円、プライオリティサポート付きが1ライセンス152,250円となっている。
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