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![]() 柳井です。 去年になりますが、佐藤卓巳の「八月十五日の神話──終戦記念日のメディア学」という本を読みました。終戦時の玉音放送の状景が、いかに後のマスコミの情報によって作られたかということ、そして集団での思い込みが新しい集団記憶を作り出すかということを検証した本です。 記憶というのは曖昧なものです。個人の記憶も曖昧ですが、集団の記憶もそれほど正しくはありません。特に、時間が経ち「あれはなんだったっけ?」とみんなで記憶をたどる場合はそういうことがよくあります。 会社でも、全員で勘違いをして「あるはず」の場所に「あるべきもの」がなかったりします。プログラムを書く際もそうですが、仕事では記憶に頼らないドキュメント化が大切です。 今分かっていること、覚えていることであっても、数年後は記憶が変質したりするからです。記録を正確に残すということは、重要なことだと思います。 |
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