JPCERTコーディネーションセンターは、8月29日に学生など若年層向けのJavaセキュアコーディングセミナーを開催する。学生であれば無料で参加できる。
このセミナーは、Javaのプログラミングについて、ウイルスなどから攻撃されるポイントとなるようなセキュリティホールを作りこまないプログラミング方法を学ぶものだ。同センターでは、これまでもC/C++について同様なセキュアコーディングセミナーを一般向け、学生向けと国内外で開催してきたが、昨年よりJavaのセキュアコーディングセミナーも実施している。学生向けのJavaセキュアコーディングセミナーは2月の京都、東京での開催に続くもので、北海道では初の開催となる。
今回のセミナーでは、Java言語に関するセキュリティの現状やなぜセキュアコーディングが必要なのかといった基本的な内容から、Javaプログラムにはどのような攻撃方法があるのか、脆弱なコーディング事例の解説といった実践的な内容を扱う。さらに、セキュアコーディングに関するクイズや持参したPCを使ったハンズオン(脆弱なコードの修正)などのプログラムも用意されている。
近年は、Androidブームの影響もありJavaプログラムの堅牢性や安全性といった品質面での向上が課題のひとつとなっている。同セミナーでは、学生のうちからセキュアなプログラミングの重要性とそのスキルを身につけてもらうことを目的としている。
開催概要
- 日時:2012年8月29日(水)10:30 ~ 16:00
- 会場:ACU 中研修室 1205(札幌市中央区北4西5 アスティ45)
- 主催:一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター・経済産業省
- 受講料:無料
- 定員:50名
- 対象:Java言語の知識のある学生(中学生、高校生、高等専門学校、大学、大学院など)で、ソフトウェア開発の経験のある者、ソフトウェア開発者を志す者、セキュアなプログラミングに興味がある者など
- 申込み期限:2012年8月23日(木)または定員に達し次第
【関連リンク】
・Java セキュアコーディングセミナー@札幌
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中尾 真二(JPCERTコーディネーションセンター 広報)(ナカオ シンジ(JPCERTコーディネーションセンター コウホウ))
アスキー(現アスキーメディアワークス)、オライリー・ジャパンで主に書籍編集に携わったのち、RBB TODAYなどのウェブ媒体でニュースや記事のライターとして活動し、2009年から、非常勤でJPCERTコーディネーションセンターの広報活動の支援を行っている。
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