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ComponentZine(ComponentOne)

メニューの代わりにファンクションキーで操作する.NETアプリケーションの作成

PlusPak for Windows Forms 6.0JのGcClassicFunctionKeyコントロールを使ったアプリケーションの作成

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ファンクションキーの処理

 デザインができたら、ファンクションキーの切り替えと各キーが押された時の処理を作成します。いずれかのファンクションキーが押される、またはマウスでクリックされると、GcClassicFunctionKeyコントロールには「FunctionKeyPress」イベントが発生します。

 このイベントハンドラで処理を実行しますが、それぞれのキーの処理はイベントハンドラの引数「e As GrapeCity.Win.Bars.FunctionKeyPressEventArgs」を使用して、押されたキーを識別し処理を振り分けるようにします。

ファンクションキーの切り替え処理

 F1キーを押すと、作成した3つのスタイルセットとキーセットを切り替えてGcClassicFunctionKeyに設定します。これは、変数を1つ用意しこの値を使って現在のキーセット/スタイルセットを把握し、F1キーを押すたびに順番に切り替えるようにします。

 F1キーが押されると、イベントハンドラの引数「e」のKeyIndexプロパティには「0」が格納されるため、この時ActiveKeySetプロパティとActiveStyleSetプロパティに識別名を設定します。

Visual Basic
Public Class Form1
    Private flag As Integer = 0
    Private fontcolor As Color = Color.Black

    Private Sub GcClassicFunctionKey1_FunctionKeyPress(sender As System.Object, e As GrapeCity.Win.Bars.FunctionKeyPressEventArgs) Handles GcClassicFunctionKey1.FunctionKeyPress

        'ファンクションキーの切り替え
        If e.KeyIndex = 0 Then
            Select Case flag
                Case 0
                    GcClassicFunctionKey1.ActiveKeySet = "編集"
                    GcClassicFunctionKey1.ActiveStyleSet = "編集スタイル"
                    flag = 1
                Case 1
                    GcClassicFunctionKey1.ActiveKeySet = "書式"
                    GcClassicFunctionKey1.ActiveStyleSet = "書式スタイル"
                    flag = 2
                Case 2
                    GcClassicFunctionKey1.ActiveKeySet = "ファイル"
                    GcClassicFunctionKey1.ActiveStyleSet = "ファイルスタイル"
                    flag = 0
            End Select
        End If
C#
 public partial class Form1 : Form
    {
        private int flag = 0;
		private Color fontcolor = Color.Black;

        public Form1()
        {
            InitializeComponent();
        }

        private void gcClassicFunctionKey1_FunctionKeyPress(object sender, GrapeCity.Win.Bars.FunctionKeyPressEventArgs e)
        {
            
            //ファンクションキーの切り替え
            if(e.KeyIndex == 0)
            {
                switch(flag)
                {
                    case 0:
                        gcClassicFunctionKey1.ActiveKeySet = "編集";
                        gcClassicFunctionKey1.ActiveStyleSet = "編集スタイル";
                        flag = 1;
                        break;
                    case 1:
                        gcClassicFunctionKey1.ActiveKeySet = "書式";
                        gcClassicFunctionKey1.ActiveStyleSet = "書式スタイル";
                        flag = 2;
                        break;
                    case 2:
                        gcClassicFunctionKey1.ActiveKeySet = "ファイル";
                        gcClassicFunctionKey1.ActiveStyleSet = "ファイルスタイル";
                        flag = 0;
                        break;
                }
            }
        }

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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