SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

ComponentZine(ComponentOne)

メニューの代わりにファンクションキーで操作する.NETアプリケーションの作成

PlusPak for Windows Forms 6.0JのGcClassicFunctionKeyコントロールを使ったアプリケーションの作成

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォームのデザイン

 では、フォームをデザインしていきます。最初に、GcClassicFunctionKeyをフォームの下部に配置し、残りはRichTextBoxを配置します。また、ImageListと6個のダイアログボックスを配置します。

スタイルセットの作成

 GcClassicFunctionKeyに3つのスタイルセットを組み込み、表示するファンクションキーの名前や文字色/背景色を設定します。

 GcClassicFunctionKeyを配置すると、デフォルトで12個のファンクションキーと4つのキーが表示されていますが、スタイルセットは組み込まれていません。そこで、スマートタグから「スタイルセットを設定」を選び、スタイルセットコレクションエディタを表示します。

スマートタグから「スタイルセットを設定」を選ぶ
スマートタグから「スタイルセットを設定」を選ぶ

 スタイルセットコレクションエディタの「追加」ボタンの横の[▼]ボタンをクリックし、リストから「ThreeDStyleSet」を選びます。これで、3D表示のボタンを持ったファンクションキーのスタイルセットが1つ追加されます。

[▼]ボタンをクリックし「ThreeDStyleSet」を選ぶ
[▼]ボタンをクリックし「ThreeDStyleSet」を選ぶ

 「Key」の値を「ThreeDStyleSet1」を「ファイルスタイル」に変えます。また、「BackColor」プロパティを「LightCyan」に設定します。[追加]ボタンを2回クリックし、「ThreeDStyleSet」を2つ追加したら、「Key」「BackColor」プロパティを次のように変えます。

  • Key:編集スタイル
  • BackColor:GreenYellow
  • ForeColor:Blue
  • Key:書式スタイル
  • BackColor:MistyRose
  • ForeColor:DarkViolet

 スマートタグで、「使用するキーセット」のリストから「ファイルスタイル」を選び、スマートタグの「ボタン配列」を、「4|4|4|4」から「4|4」に変更します。

キーセットの作成

 続いて、キーセットを作成します。キーセットは、個々のファンクションキーに表示する文字列やアイコン、表示するキーの数や種類を設定します。

 まず、ImageListに、キーに使用するアイコンを設定します。Imagesプロパティをクリックし、コレクションエディタを使って21個のアイコンを組み込みます。

コレクションエディタで21個のアイコンを組み込む
コレクションエディタで21個のアイコンを組み込む

 GcClassicFunctionKeyのImageListプロパティに、ImageListコントロールを設定します。GcClassicFunctionKeyのスマートタグから「キーセットを設定」を選びます。KeySetsコレクションエディタが起動し、キーセットが1つ組み込まれているのを確認したら、コレクションエディタの「Key」を「ファイル」に変え、「ボタン配列」ボタンをクリックします。

 KeySetsコレクションエディタが表示されたら、「表示するボタン配列」にある「F9」キーから右側のキーを1つずつ「キー」にドラッグアンドドロップし、「表示するボタン配列」がF1~F8になるよう設定します。

「表示するボタン配列」がF1~F8になるようにする
「表示するボタン配列」がF1~F8になるようにする

 続いて、個々のキーを編集します。ドロップダウンリストが『「0」0-F1-F1』と表示されているので、「Text」プロパティを「ファイル」に変更し、ToolTipTextに「このキーでファンクションキーを切り替えます」と入力します。

「Text」プロパティを「ファイル」に変更しToolTipTextに「このキーでファンクションキーを切り替えます」と入力
「Text」プロパティを「ファイル」に変更しToolTipTextに「このキーでファンクションキーを切り替えます」と入力

 『「0」0-F1-F1』ドロップダウンリストをクリックし、リストから『「1」1-F2-F2』を選びます。Textプロパティを「新規...」に変更し、ImageIndexプロパティにImageListプロパティに組み込んだら、「NewDocumentHS.png」を設定します。これで、キーにテキストとアイコンが表示されます。

Textプロパティを「新規...」に変更し、ImageIndexプロパティに「NewDocumentHS.png」を選ぶ
Textプロパティを「新規...」に変更し、ImageIndexプロパティに「NewDocumentHS.png」を選ぶ
※注意

 上図では「NewDocumentHS.png」のImageIndexは「10」になっていますが、この数字はImageListコントロールにイメージを組み込む順番によって変わります。

キーにテキストとアイコンが表示される
キーにテキストとアイコンが表示される

 ドロップダウンリストのリストから順番にファンクションキーを選び、同様の方法で各キーのテキストとアイコンを設定します。

キー テキスト アイコン
F3 開く... openfolderHS.png
F4 上書き保存 saveHS.png
F5 名前を付けて保存 SaveAsHS.png
F6 ページ設定... PagesettingHS.png
F7 印刷... PrintHS.png
F8 終了 exit.png
作成したファンクションキー「ファイル」
作成したファンクションキー「ファイル」

 KeySetsコレクションエディタの[追加]ボタンをクリックし、あと2つキーセットを追加します。「表示するボタン配列」をF1~F8になるようにし、ドロップダウンリストのリストから順番にファンクションキーを選び各キーのテキストとアイコンを以下のように設定します。

キーセット「編集」
プロパティ 設定値
Key 編集
キー テキスト アイコン ToolTipText
F1 編集 なし このキーでファンクションキーを切り替えます
F2 元に戻す Undo.png  
F3 やり直し Redo.png  
F4 切り取り CutHS.png  
F5 コピー CopyHS.png  
F6 貼り付け PasteHS.png  
F7 すべてを選択 SelectAllHS.png  
F8 検索 Search.png  
キーセット「書式」
プロパティ 設定値
Key 書式
キー テキスト アイコン ToolTipText
F1 書式 なし このキーでファンクションキーを切り替えます
F2 フォント FontDialogHS.png  
F3 文字色 Color_fontHS.png  
F4 マーカー HighlightHS.png  
F5 マーカー取消 CancelHighlightHS.png  
F6 左揃え AlignLeftHS.png  
F7 中央揃え AlignCenterHS.png  
F8 右揃え AlignRightHS.png  
※注意

 ToolTipTextはF1キーのみ設定しています。

次のページ
ファンクションキーの処理

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ComponentZine(ComponentOne)連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/6718 2012/08/22 14:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング