テキストの縦表示とタブの配置
GcTabControlコントロールでは、タブのテキストを横書きや縦書き、漢字やひらがななど縦書きに適した文字のみを縦書きにするなど、いろいろなパターンで表示させることができます。
また、テキストの方向と組み合わせてタブの上下左右の配置場所を変更することで、デザインおよび機能面で効率の良いタブコントロールを作成することができます。
その他の特徴
その他、GcTabControlコントロールは、この記事では説明しきれない多彩な機能を持っています。以下にその特徴をまとめてみました。
文字の立体表示
文字を立体的に表示できます。立体表示にはInset(強いくぼみ)、InsetLite(軽いくぼみ)、Raised(強い浮き出し)、RaisedLite(軽い浮き出し)があります。
文字の水平方向、および垂直方向の配置
タブ内の文字の水平・垂直方向の配置を決定することができます。また、通常の左揃え、右揃え、中央揃えに加え、2種類の均等割付(文字の両端にスペースを残したタイと、そうではないタイプ)が可能です。
イメージ画像の配置
タブに文字とともにイメージ画像を配置できます。
文字の複数行表示
タブの文字に対してワードラップ機能を有効にすることができます。このとき、改行コードを用いて任意の位置で改行も行えます。また改行コードを用いた場合のみ、タブの文字を複数行で表示できます。
省略文字
文字列がタブの表示範囲に収まりきらない場合に、省略文字「・・・」を表示させることができます。省略文字は、文字列の最後を省略する、文字列の中間を省略する、文字列の最後を単語単位で省略する、などの設定が行えます。
背景のパターン効果
タブの背景に模様やグラデーションを施すことができます。
タブごとに異なる外観を設定する
これらのタブの装飾は、タブごとに設定できます。
タブの開始位置とタブ間の水平方向のスペース
コントロール端からの先頭タブの位置を指定できます。また、タブ間の水平方向のスペースも指定できます。
段差表示
タブを複数段に表示しているとき、各段を左右にスライドして段差を強調した外観に設定できます。
タブ間の垂直方向のスペースとタブ領域の高さ
タブを複数段に表示した場合、タブ間の垂直方向のスペースを設定できます。また、タブ領域の高さを指定できます。タブ領域の高さとは、タブを表示している領域の背景の表示スペースを指します。
ウィザード形式
タブを表示せずにページ送りが可能なウィザード形式のレイアウトにすることができます。コントロールのデザイン時はナビゲーションボタンが表示されますが、プログラム実行時は何も表示されません。
コマンドアイコン
コマンドアイコンは、タブのリストを表示するメニューアイコンや独自のアイコンを表示する機能です。アイコンにはイメージの設定やツールチップの表示などが可能です。
ナビゲーター
ナビゲーターは、タブコントロールに表示しきれない数のタブを追加したとき自動的に出現し、表示されていないタブが表示されるよう、ボタンの押下により切り替える機能です。