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ComponentZine(PlusPak)

タブページを使ってウィザードを作成する

「PlusPak for Windows Forms 6.0J」のGcTabControlコントロールを使った.NETアプリケーションの作成

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2ページ目のタブページ「GcTabPage2」の作成

 次のタブページを作成します。GcTabControlコントロールの右上に表示されるナビゲーションボタンをクリックすると、2ページ目のタブページが表示されます。

 (1)GroupBox、Label、TextBox、PictureBox、Buttonの各コントロールを使用して、画像のようなページを作成します。

 PictureBoxコントロールは、Imageプロパティに画像ファイル「address.jpg」をセットします。

 GroupBox、Buttonコントロールは、サイズおよび配置位置を1ページ目と同じ値に揃えておきます。

作成する2ページ目のタブページ
作成する2ページ目のタブページ

 (2)ButtonコントロールのClickイベントハンドラを作成し、ページ送りの処理を作成します。

 [戻る]ボタンでは、SelectTabメソッドの引数に前のタブページのインデックス番号を指定し、前のページをアクティブにしています。

Visual Basic
'TabPage2 ---------------------------------------------------
Private Sub p2_back_btn_Click(sender As System.Object, _
    e As System.EventArgs) Handles p2_back_btn.Click
    GcTabControl1.SelectTab(0)
End Sub

Private Sub p2_next_btn_Click(sender As System.Object, _
    e As System.EventArgs) Handles p2_next_btn.Click
    GcTabControl1.SelectTab(2)
End Sub
C#
// TabPage2 ---------------------------------------------------
private void p2_back_btn_Click(object sender, EventArgs e)
{
    gcTabControl1.SelectTab(0);
}

private void p2_next_btn_Click(object sender, EventArgs e)
{
    gcTabControl1.SelectTab(2);
}

3ページ目のタブページ「GcTabPage3」の作成

 3ページ目も、画像のようにデザインします。

 (1)フォームに、GroupBox、TextBox、Buttonコントロールを配置します。

 ここも、GroupBox、Buttonコントロールは、サイズおよび配置位置を前2ページと同じ値に揃えておきます。

作成する3ページ目のタブページ
作成する3ページ目のタブページ

 (2)3つのButtonコントロールのClickイベントハンドラを作成します。

 [戻る][次へ]ボタンは、SelectTabメソッドの引数を変えて、前後のページがアクティブになるようにします。

 [フォルダを選ぶ]ボタンは、FolderBrowserDialogコントロールのShowメソッドを実行する処理を作成します。

Visual Basic
'TabPage3 ---------------------------------------------------
Private Sub p3_back_btn_Click(sender As System.Object, _
    e As System.EventArgs) Handles p3_back_btn.Click
    GcTabControl1.SelectTab(1)
End Sub

Private Sub p3_next_btn_Click(sender As System.Object, _
    e As System.EventArgs) Handles p3_next_btn.Click
    GcTabControl1.SelectTab(3)
End Sub

Private Sub select_folder_btn_Click(sender As System.Object, _
    e As System.EventArgs) Handles select_folder_btn.Click
    If FolderBrowserDialog1.ShowDialog() = Windows.Forms.DialogResult.OK Then
        TextBox5.Text = FolderBrowserDialog1.SelectedPath
    End If
End Sub
C#
// TabPage3 ---------------------------------------------------
private void p3_back_btn_Click(object sender, EventArgs e)
{
    gcTabControl1.SelectTab(1);
}

private void p3_next_btn_Click(object sender, EventArgs e)
{
    gcTabControl1.SelectTab(3);
}

private void select_folder_btn_Click(object sender, EventArgs e)
{
    if (folderBrowserDialog1.ShowDialog() == DialogResult.OK)
    {
        textBox5.Text = folderBrowserDialog1.SelectedPath;
    }
}

4ページ目のタブページ「GcTabPage4」の作成

 4ページ目は最後のページです。作業完了のメッセージと[戻る]ボタンでデザインします。

 (1)フォームにPictureBox、Buttonコントロールを配置します。

 このページだけ、Buttonコントロールのサイズおよび配置位置は他のページと違いますが、プログラム実行時にページをめくった時に違和感がないように、位置とサイズを設定しておきます。

作成する4ページ目のタブページ
作成する4ページ目のタブページ

 (2)[戻る][完了]ボタンのClickイベントハンドラを作成します。

 [戻る]ボタンは前のタブページに戻る処理を、[完了]ボタンはフォームを閉じる処理を作成します。

Visual Basic
'TabPage4 ---------------------------------------------------
Private Sub p4_back_btn_Click(sender As System.Object, _
    e As System.EventArgs) Handles p4_back_btn.Click
    GcTabControl1.SelectTab(2)
End Sub

Private Sub p4_finish_btn_Click(sender As System.Object, _
    e As System.EventArgs) Handles p4_finish_btn.Click
    Me.Close()
End Sub
C#
// TabPage4 ---------------------------------------------------
private void p4_back_btn_Click(object sender, EventArgs e)
{
    gcTabControl1.SelectTab(2);
}

private void p4_finish_btn_Click(object sender, EventArgs e)
{
    this.Close();
}

まとめ

 紹介してきたように、GcTabControlコントロールのウィザード機能を使うと、誰でもすぐにウィザードを作成することができます。ページの移動もメソッド1つで行えますから、複雑なコードを書く必要もありません。

 独自にデザインしたウィザードをアプリケーションに組み込みたいとお考えの方は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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