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ComponentZine(PlusPak)

タブページを使ってウィザードを作成する

「PlusPak for Windows Forms 6.0J」のGcTabControlコントロールを使った.NETアプリケーションの作成

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GUIのデザイン

 では、フォームを作成していきます。

 今回のプログラムでは、GcTabControlコントロールのさまざまな機能の中から、通常のタブページではなくウィザード機能を持たせたタブページを作成します。

 アプリケーションとしては、帳票作成アプリケーションを想定しウィザードによって帳票を作成する、というアプリケーションを作成しますが。あくまでもウィザードを作成するのが目的なので、実際の帳票作成機能までは組み込みません。

 ウィザードは、フォームで作ろうとするとプロジェクトがフォームだらけになってしまいます。

 GcTabControlコントロールを使えば、必要なだけのタブページを追加し、ページナビゲーションの処理を作成するだけで済みます。見た目も、よくあるウィザードのデザインに簡単に仕上げることができます。

 GcTabControlコントロールの設定もとても簡単で、LayoutStyleプロパティを「Wizard」に設定するだけで、タブのないマルチページのタブコントロールとして使うことができます。

フォームのデザイン

 フォームは2つ使用します。プロジェクトにWindowsフォームをもう一つ追加し(Form2)、これをメインとします。Form1は、ラベルとボタンだけで、このForm2を呼び出す機能を持つだけです。

 Form2にはGcTabControlコントロールを配置し、4つのタブページを使用してウィザードを作成します。

 各ページには、いろいろな標準コントロールを組み込み、ボタンによってタブページ間の移動をするようにします。

 従って、GUIとしては2つのフォームと4つのタブページをデザインすることになります。使用するコントロールと配置は画像を参照してください。

 なお、ImageListコントロールはボタンのアイコン表示に、FolderBrowserDialogコントロールはフォルダの選択に使用します。

フォームのレイアウト
フォームのレイアウト

タブページのデザイン

 4つのタブページには、それぞれ画像のようなコントロールを配置します。重要なのは、GroupBoxコントロールのサイズと表示位置、[戻る][次へ]のButtonコントロールのサイズと表示位置を4ページともきちんと揃えることです。これが揃っていないと、プログラム実行時にページを移動する際にコントロールの位置が動いてしまって、とても見づらいウィザードになってしまいます。

タブページのレイアウト
タブページのレイアウト

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フォームとタブページの作成

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/6782 2012/09/27 14:00

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