原典:Updates to Windows Azure(Mobile, Web Sites, SQL Data Sync, ACS, Media, Store)
Windows Azureの更新(モバイル、Webサイト、SQL Data Sync、ACS、メディア、ストア)
今朝、以下のようなWindows Azureの新機能をリリースしました。
- Mobile Service(ジョブスケジューラサポート、ヨーロッパ地区サポート、コマンドラインサポート)
- Webサイト(スケールの改善、統合ソース管理)
- SQL Data Sync(新しいHTMLポータルでサポート)
- ACS管理(新しいHTMLポータルでサポート)
- Media Service(ジョブ・タスク管理、BLOBストレージサポート、リザーブドコンピュート)
- 仮想ネットワークの強化
- サブスクリプションのフィルタリングサポート
- Windows Azureストア(数カ国で利用可能)
これらの新機能は現在本番環境にあり、すぐに利用できます。
以下は新機能の詳細です。
Mobile Service
Windows Azure Mobile Serviceでは、バックグランドジョブ(別名CRONジョブ)を簡単にスケジューリングできるようになったため、前もって設定したタイミングで実行され、(ユーザからのリクエストをブロックしたり速度を緩めたりしないように)サービスにアクセスするデバイスを独立して実行できます。
このジョブスケジューラ機能により、別々のVMを作成したり管理したりする必要なく、さまざまな便利なシナリオを実行できます。
以下のようなシナリオでこの機能を有効にできます。
- テーブルから古い/重複したデータを定期的にパージ
- 外部のWebサービス(ツイート、RSSエントリ、位置情報)から定期的に検索および集計、また2次的利用のためにそれをテーブルにキャッシュ
- サービスの利用ユーザーが投稿した画像を定期的に処理/リサイズ
- プッシュ型通知やSMSメッセージを特定の時間にユーザーが受信するようにスケジューリング
今回のリリースにより、Windows AzureポータルのMobile Serviceにある新しいSCHEDULERタブで、CREATEボタンをクリックすることで、簡単にバックグランドタスクが登録できます。
これにより、新しいジョブに名前を付け、実行したい間隔を選択します(注:スケジュールは後で変更できます)。
ジョブを作成すると、そこにドリルするので、SCRIPTタブを選択すると、定期的な間隔で実行するサーバースクリプトが書けます。一例として、以下のスクリプトでは、”red polos”に関するTwitterの更新を取得し、Mobile Serviceからプッシュ型通知を送信します。
スクリプトを入力したら、保存してRUN ONCEボタンをクリックするとテスト起動を実行できます。RUN ONCE機能により、ジョブの実行を繰り返す前に、簡単にジョブスクリプトをテストできます。ジョブの実行を繰り返すには、スクリプトビュー内のENABLEボタンをクリックするか、
SCHEDULERタブに戻ってジョブを選択し、ENABLEボタンをクリックして設定してください。
この新しいジョブスケジューラ機能により、Mobile Service内でバックグランドジョブを非常に簡単に統合できます(それらを実行する別々のVMを作成したり管理することなく)。
すべてのMobile Service(無償層レベルでも)で使用することも可能です。Mobile Serviceの無償層には、毎時1つのバックグランドジョブが実行できるサポートが含まれています。
もし予約インスタンスが持てるMobile Serviceにアップグレードした場合、15分ごとにジョブを10個まで実行できます。
より詳細なジョブスケジューラチュートリアルはWindows Azure Mobile Serviceのドキュメントを参照してください。