仮想ネットワークの簡略化
ユーザーフィードバックを元に、Windows Azureポータル内の仮想ネットワーク作成のワークフローを大幅に簡略化しました。前のリリースで、“QUICK CREATE”ワークフローを導入し、一番よくある仮想ネットワークのシナリオを簡略化しました。今回のリリースでは、より上級なシナリオを作成する“CUSTOM CREATE”をさらに簡略化しました。以下がその更新についての簡単な説明です。
ポータルで、まず[NEW]-[NETWORKS]-[CUSTOM CREATE]を選択します。
これにより仮想ネットワーク作成ウイザードが開くので、VNETおよびAffinityグループの名前を入力します。
これにより、CIDRの複雑さが取り除かれて更新されたページが表示されます。
体験は非常にシンプルです。アドレススペースの追加が必要なら、add address spaceボタンをクリックします。サブネットの追加が必要なら、add subnetボタンをクリックします。いいところは、計算が自動で行われ開始IPアドレスが提供されるところです。いくつかクリックするだけで、すべて作成されて使用可能になります。
Windows Azureポータル内でサブスクリプションフィルタリングサポート
多くのWindows Azureユーザーは複数のAzureサブスクリプションを持っていて、それぞれ別のシナリオに使用しています。ユーザーによって、会社の部署ごとに1つ、もしくは各環境(開発、テスト、本番)ごとに1つ、さらには外部の顧客ごとに1つのサブスクリプションを持っていたりします。どういう風に現在持たれているかに関わらず、すべてのサブスクリプションに渡ってすべてのリソースを管理したり、操作したりすることは難しく、結果非効率的なことになっていると思います。
本日より、新しいSubscriptionsフィルタUIが、Windows Azureポータルの右上のユーザー名の横に表示され、サブスクリプションのビューを選択できます。ドロップダウンリストが表示されるので、選択することでポータルで見たいサブスクリプションを簡単にフィルタリングできます。
デフォルトでは、すべてのサブスクリプションが選択されてポータルにロードされます。ドロップダウンを使用すると、管理したいサブスクリプションが選択できます。これにより、いくつかの利点があります。
- 隠されたサブスクリプションに関連するリソースは、ポータルのすべての操作から除外されます。
- 選択したフィルタは、アクセスセッションやデバイスに付随します。フィルタをラップトップに設定した場合、デスクトップおよびモバイルデバイスに戻っても効果は継続されます。
- 多くのサブスクリプションをお持ちのユーザーは、除外されたサブスクリプションがロードされず小さいサブセットのみのロードになるため、大幅なパフォーマンス改善に気づかれると思います。
この変更による影響がほとんどないため、変更されていないと感じるかもしれません。実際、複数のサブスクリプションがないと、このサブスクリプションフィルタUIが表示されません。
Windows Azureストアを利用できる国をさらに追加
今回、Windows Azureストアを利用できる国を拡張しました(以前は米国のみ利用可能でした)。
Windows Azureストアでは、サードパーティのパートナーが提供するサービスを簡単にサブスクリプションでき、自動的にWindows Azure請求書に追加されます。非常に便利な機能で、詳細についてはまもなくブログ投稿する予定です。
まずは、ポータル内で[NEW]-[STORE]コマンドを選択してどれかサービスを1つサインアップして試してみてください。
まとめ
上記の機能はすべて本番環境にあるので、すぐに利用可能です。Windows Azureアカウントをまだお持ちでない場合は、無償トライアルでサインアップすればすぐに利用できます。アプリケーションの構築方法についての詳細は、Windows Azure Developer Centerでご確認ください。
Hope this helps,
Scott
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