いつでもどこでも同じWindows環境を使える!
パソコンにMicrosoftアカウントを設定することで、メールやメッセージング、Windowsストアなどの機能がそのまま利用できます。また、作成した写真や動画、オフィスデータなどをローカルコンピュータのハードディスクではなく、SkyDrive(※1 クラウドストレージ)上に保存することができます。そのため、複数のWindows 8のパソコン/タブレットを使う人にとっては、データや設定などを共有できるのでとても便利です。
さらにパスワードを入力しなくても、画像をタップしたり、なぞったりすることで、ログインする仕組みがあります。文字入力が大変なタブレットなどを使用する場合でも、簡単にログインできます。
もちろん、従来のWindows 7までと同様に、ローカルコンピュータに設定したログインアカウントも利用できます。
好きなアプリケーションが選べる!
Windows 8では2つの種類のアプリケーションが使えます。
1つめは、従来のとおりパソコンに必要なアプリケーションをインストールして使用する「デスクトップアプリケーション」と呼ばれているものです。
2つめは、Windows 8から新しく追加された「Windowsストアアプリ」と呼ばれているアプリケーションです。このWindowsストアアプリは、Windowsストアから入手できます。Windowsストアはスタート画面のタイルをクリックすると利用でき、ゲームやニュース、ショッピングなどのさまざまなアプリを入手することができます。
Windows 8ストアアプリとは?
ここでは、Windowsストアアプリの主な特徴と、従来のデスクトップアプリとの違いについて説明します。
Windowsストアアプリの特徴
従来のデスクトップアプリケーションでは、アプリケーションを起動すると、メニューバーやアイコンがアプリケーションの上部に並び、それらをマウスやキーボードで選択して処理を行わせるUIが一般的でした。しかしながら、タブレットを指で操作する場合、このようなUIのアプリケーションだとどうしても細かい操作が多くなってしまいます。
そこで、タブレットでも簡単な操作で目的の情報を素早く表示できるように、工夫されたアプリケーションがWindowsストアアプリです。
Windowsストアアプリは、1つのウィンドウが画面全体に表示され、従来のデスクトップアプリケーションにあったメニューバーやアイコンはなくなりました。代わりにWindowsストアアプリには、これまでになかったアプリバーとチャームというコントロールが追加されています。
アプリバー
アプリケーション画面の上端または下端を選択するとアプリバーが表示されます。アプリバーは、「開く」「保存する」などコマンドやツールをユーザに表示するために使います。
チャーム
アプリケーション画面の右下または右上を選択するとチャームが表示されます。チャームは、「検索」「共有」「スタート」「デバイス」「設定」の5つのボタンがあります。
ボタン | 説明 |
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検索 | アプリ内のコンテンツを検索します。また、別のアプリから検索することもできます。 |
共有 | アプリのコンテンツを他のユーザまたはサービスと共有します。 |
スタート |
スタート画面に直接移動します。パソコンの場合、キーボードのWindowsキーを押してもスタート画面に移動できます。
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デバイス | いろいろなデバイスに接続して、コンテンツの送信、ストリーム配信、印刷などを行います。 |
設定 | アプリを好みに合わせて設定します。 |