タイルとグループの設定
次にタイルを追加し、タイルとグループの設定を行います。デフォルトでタイルは1つのグループと3つのタイルが用意されています。このグループにタイルを2つ追加して5つにし、タイルのサイズとテキスト・イメージを設定します。
① タイルの上でコンテキストメニューを表示し、「グループの編集」メニューをクリックします。
② C1TileControl.Groupsコレクションエディタが表示されますので、右ペインにある「Tiles」プロパティの「...」ボタンをクリックします。
Group.Tilesコレクションエディタが表示されるので、「追加」ボタンを2回クリックし、タイルを2つ追加します。
自動的にフォームのC1TileControlコントロールにもタイルが2つ追加されます。
③ 最初のタイル「タイル1」をクリックし、次のプロパティを設定します。
「Text1」「Text2」「Image1」がタイル内に実際に表示するデータです。「HorizontalSize」「VerticalSize」はタイルの縦横のサイズ、「BackColor」 はタイルの背景色、「Template」は適用するテンプレートの名前です。このプロパティによって、タイルとテンプレートが関連付けられます。
プロパティ | 設定値 |
---|---|
Text1 | <文字列データ> |
Text2 | <文字列データ> |
Image1 | <画像データ> |
HorizontalSize | 3 |
VerticalSize | 5 |
BackColor | LightCoral |
Template | Template1 |
Text | (なし) |
④ 同様の方法で、残りのタイルのプロパティを設定します。「Template」プロパティはすべてのタイルで「Template1」を指定してください。これで、共通のデザインが適用されます。
プロパティ | 設定値 |
---|---|
Text1 | <文字列データ> |
Text2 | <文字列データ> |
Image1 | <画像データ> |
HorizontalSize | 3 |
VerticalSize | 5 |
BackColor | Teal |
Template | Template1 |
Text | (なし) |
プロパティ | 設定値 |
---|---|
Text1 | <文字列データ> |
Text2 | <文字列データ> |
Image1 | <画像データ> |
HorizontalSize | 3 |
VerticalSize | 5 |
BackColor | SteelBlue |
Template | Template1 |
Text | (なし) |
プロパティ | 設定値 |
---|---|
Text1 | <文字列データ> |
Text2 | <文字列データ> |
Image1 | <画像データ> |
HorizontalSize | 3 |
VerticalSize | 5 |
BackColor | Olive |
Template | Template1 |
Text | (なし) |
プロパティ | 設定値 |
---|---|
Text1 | <文字列データ> |
Text2 | <文字列データ> |
Image1 | <画像データ> |
HorizontalSize | 3 |
VerticalSize | 5 |
BackColor | DarkGoldenrod |
Template | Template1 |
Text | (なし) |
⑤ 各タイルの設定が終わったら、Group.Tilesコレクションエディタを閉じます。
そして、C1TileControl.Groupsコレクションエディタで「Text」プロパティの値「グループ1」を削除します。自動的に、フォームのグループ名も削除されますので、C1TileControl.Groupsコレクションエディタを閉じます。
⑥ 最後にタイトルを設定します。C1TileControlコントロールをクリックし、プロパティウィンドウの「Text」プロパティの値を「C1TileControl1」から「プロジェクト管理のガントチャートを作成するC1GanttViewコントロール」に変更してください。このプロパティが、コントロールのタイトル文字列になります。
以上で出来上がりです。
まとめ
C1TileControlコントロールは、タッチパネルの操作という新しい形のGUIに対応したコントロールです。もちろんデスクトップでも使えますが、今後タブレットPCなどに対応したアプリケーションを開発する際に、威力を発揮するコントロールといえるでしょう。