JazzHubのホスティングサービスでDevOpsを支援
最後に登壇したIBM Rational Software CTOであるケビン・ストゥードリィ氏は、基調講演のまとめとして、IBMの考える開発システムの方向性とDevOpsソリューションの展開戦略が語られた。
ストゥードリィ氏は、講演でも語られていた4つのキーテクノロジーである、クラウド、ビッグデータ、モバイル、ソーシャルに関連して、エンタープライズシステムの求められる機能が変わり、開発から運用のライフサイクルも変わっているとする。そして、これらのニーズに応えるため、アジャイル開発の考え方をDevOpsによってさらに発展させることを次のステップとしていると述べた。
具体的には、IBMの提唱するCLM(コラボレーティブ・ライフサイクル・マネジメント)とDevOps(UrbanCode DeployとUrbanCode Release)をホスティングサービスとして提供することで、ソフトウェアの開発、テスト、デプロイ、運用の無駄をはぶき、トレーサビリティを向上させる。
開発環境については、JazzHubを投入し、クラウド環境による、パブリッククラウドサービスの開発からオンプレミスのサービス開発までをサポートする。JazzHubは、ホスティングサービスのため、ダウンロード不要ですぐにプロジェクトを立ち上げることができる。また、Eclipse OrionやVisual Studioなど、Web、ローカル両方の開発に対応する。GitHubプロジェクトとも接続可能となっている。
JazzHubを利用した開発について、IBMでは、BlueMixというクラウド開発プラットフォームを用意しており、早期アクセスプログラムを実施しているとし、開発者の参加を促した。
最終的に、IBMではCLMにDevOpsソリューションを統合し、ソフトウェアの毎週リリースさえ可能にすることを目標としている。同時に開発と運用のライフサイクルをつなげるだけでなく、業務部門等も取り込んだ統合的なプロセスラインを実現し、多くの企業のガバナンスやコンプライアンスも満たすサービスの提供を目指すとした。
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中尾 真二(ナカオ シンジ)
フリーランスのライター、エディター。アスキーの書籍編集から始まり、翻訳や執筆、取材などを紙、ウェブを問わずこなす。IT系が多いが、たまに自動車関連の媒体で執筆することもある。インターネット(とは当時は言わなかったが)はUUCPの頃から使っている。
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