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ASP.NET Identity入門

ASP.NET Identity 2.0の新機能
~ログインに関する検証強化とアカウントロックアウト

ASP.NET Identity入門 第4回

実行結果確認

 それでは、アカウントロックアウトがどのように動作するか、実際に動かしてみましょう。実行後、まずは登録画面から新しいユーザーを登録します(図2)。

図2 新たなユーザーの登録
図2 新たなユーザーの登録

 登録後のユーザー情報を確認すると、AspNetUsersテーブルのLockoutEnabled列にTrueが設定されていることを確認できます(図3)。

図3 登録されたユーザー情報の確認
図3 登録されたユーザー情報の確認

 では、一度ログアウトしてから、今度は登録したユーザー名で異なるパスワードを入れてログインに失敗してみましょう(図4)。

図4 ログオン失敗
図4 ログオン失敗

 ログオンに失敗すると、AspNetUsersテーブルのAccessFailedCount列の値がカウントアップされます(図5)。

図5 AccessFailedCountカウントアップ
図5 AccessFailedCountカウントアップ

 このままさらに5回ログインに失敗すると、アカウントがロックアウトされます(図6)。

図6 アカウントロックアウト
図6 アカウントロックアウト

 ロックアウトされると、AspNetUsersテーブルのLockoutEndDateUtc列にロックアウトされた時刻からIdentityConfig.csファイルで指定したロックアウト時間(5分)が足された、ロックアウト終了日時が設定されます。また、AccessFailedCount列は0にクリアされます(図7)。

図7 アカウントロックアウト後のAspNetUsersテーブル
図7 アカウントロックアウト後のAspNetUsersテーブル

 ロックアウト終了日時が来るまでは、有効なパスワードを入力してもログインできません。ロックアウト終了日時の後に有効なパスワードを入力してログインすると、ログインに成功します(図8)。

図8 アカウントロックアウト終了後ログイン成功
図8 アカウントロックアウト終了後ログイン成功

まとめ

 今回はVS2013 Update 2の新テンプレートを元に、ASP.NET Identity 2.0の新機能のうち、ユーザー情報の変更点、パスワード検証の強化、アカウントロックアウトの3つを紹介しました。まとめると次のようになります。

  • ユーザー情報には新機能に使用する多くのプロパティが追加された
    • ログインユーザーには既定でメールアドレスが使われるようになった
  • パスワードの検証が強化された
    • パスワードに使える文字種などを指定できるようになった
  • アカウントロックアウト機能が追加された
    • テンプレートでは対応していないので、自分で作りこむ必要がある

       み込む

      • UserManager<TUser>クラスのロックアウト関連プロパティを設定し、機能を有効にする
      • UserManager<TUser>クラスのロックアウト関連メソッドを使用し、ロックアウト処理を組み込む

 次回は引き続きASP.NET Identity 2.0の新機能について、メール連携の機能に絞って紹介していく予定です。お楽しみに。

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 高野 将(タカノ ショウ)

<個人紹介>新潟県長岡市在住の在宅リモートワークプログラマー。家事や育児、仕事の合間に長岡IT開発者勉強会(NDS)、Niigata.NET、TDDBCなどのコミュニティに関わったり、Web記事や書籍などの執筆を行ったりしている。著書に『アプリを作ろう! Visual C#入門 Visual C# 2017対応』(日経BP社、2017)など。< WINGSプロジェクト について>有限会社 WINGSプロジェクト が運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での 登録メンバ は約50名で、現在も執筆メンバを 募集中 。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。 著書 記事 多数。 RSS X: @WingsPro_info (公式)、 @WingsPro_info/wings (メンバーリスト) Facebook

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