Guillermo Rauch氏が中心となって、オープンソース(MITライセンス)で開発を行っている、リアルタイムWeb向けライブラリの最新版「Socket.IO 1.1.0」が、9月4日(現地時間)にリリースされた。「Socket.IO 1.1.0」では、多数のバグフィックスと、いくつかの新機能の追加が行われている。
サーバでは、オブジェクトのプロトタイプに関する修正や、サンプルのチャットアプリにおけるフォントスタイルの強化、socket.io.jsにおけるetagヘッダの修正、package.jsonにおけるレポジトリURLの修正、名前空間と切断テストの強化、削除されたオブジェクトプロパティへの参照によって発生する再接続に起因するクラッシュの修正、存在しない名前空間に接続しようとした際のエラーパケットの追加など、多岐に渡る修正・機能追加が実施された。
クライアント側では、UTF8エラーの扱いを改善するとともに、reconnect_failedイベントの修正や、manager.openへの呼び出しを行わない接続を防ぐautoConnectオプションの追加を行っている。また、JSONPへのトランスポートを無効化する機能や、Internet Explorer 8のステータスバーを表示しないようにできるXDomainRequestを新たに追加した。
【関連リンク】
・「Socket.IO 1.1.0」(英語)
・Socket.IO(英語)
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