『携帯・スマホのカメラとその活きた使い方 改訂増補版』
カメラモジュールの仕組みや使いこなし。携帯・スマホのカメラの、構造から仕組み、内部での信号処理、性能評価の方法などをまとめた一冊。
個人的には、信号処理の部分が面白かったです。入力されたデータがそのまま使えるわけではなく、さまざまな加工を経て、人間が見る画像として完成させるという画像処理部分は、勉強になりました。
本の名前 | 携帯・スマホのカメラとその活きた使い方 改訂増補版 |
配置スペース | 火 東P-29b |
販売サークル | だめだめだん |
発行サークル | だめだめだん |
著者 | エンヤヒロカズ |
価格 | 500 円 |
ページ数 | 52 ページ |
初版 | 2012年12月31日 |
形式 | オフセット、表紙白黒、本文白黒 |
2 カメラモジュールとは何か?
2.1 カメラモジュールの構造
2.2 レンズ
2.2.1 レンズ構成
2.3 AF機構
2.3.1 ボイスコイル(VCM)方式
2.3.2 ピエゾ方式
2.3.3 形状記憶合金(SMA)方式
2.3.4 人工筋肉方式
2.3.5 液体レンズ
2.3.6 液晶レンズ
2.4 イメージセンサ
2.4.1 画素サイズ、画素数トレンド
2.4.2 カラーフィルタ
2.4.3 ホワイトコーディング
2.4.4 裏面照射型イメージセンサ
2.4.5 有機イメージセンサ
2.4.6 ロジック積載型イメージセンサ
2.5 信号処理
2.5.1 ISP
2.5.2 欠陥画素補正、黒レベル補正
2.5.3 シェーディング補正
2.5.4 WB補正
2.5.5 Bayer補完
2.5.6 γ補正
2.5.7 リニアマトリックス
2.5.8 RGB→YUV変換、Y処理、UV処理
2.5.9 422化
2.5.10 シャープネス処理
2.5.11 ノイズリダクション
2.6 インターフェース
2.6.1 パラレルIF
2.6.2 MIPI
2.6.3 SMIA
2.6.4 I2C
2.7 ベースバンドプロセッサ
3 カメラモジュールの性能指標
3.1 基本的な評価指標
3.1.1 感度(最低被写体照度)
3.1.2 ダイナミックレンジ
3.1.3 S/N比
3.1.4 色再現性
3.1.5 解像度
3.1.6 シェーディング
3.1.7 画質以外の評価指標
3.2 実際の評価を行うには
3.2.1 CIPAの指標
3.2.2 COIQ
3.2.3 ISO規格
3.2.4 DxO Analyzer
3.2.5 Imatest
3.2.6 Delt.ae
3.2.7 測定器
3.2.8 光源
3.2.9 チャート類
3.2.10 一般被写体
3.3 ネットで話題の用語
3.3.1 暗黒オーラ
3.3.2 青カビ
3.3.3 パープルヘイズ
おわりに
『高専ロボコンの本リトライ』
高専ロボコンの紹介、その概要、地区大会、全国大会まで。
技術系ということで、興味があったので購入しました。前半は、大会の歴史や運営形態、参加者の年間スケジュール、地方大会や全国大会の話を紹介。後半は、観戦に必要な知識などを紹介。過去の情報の入手方法、地方大会や全国大会のチケット入手方法などの情報がまとめられていました。
また終盤には、「ロボコン(勝手に)OBOG賞」の発足や、経緯の記事があり、とても楽しそうでした。ロボコンいいですね。外側からは分かりにくい参加者側の話が多く、面白かったです。
本の名前 | 高専ロボコンの本リトライ |
配置スペース | 火 東P-42a |
販売サークル | flying gears サイト Twitter |
発行サークル | flying gears サイト Twitter |
著者 | Attun |
価格 | 400 円 |
ページ数 | 62 ページ |
初版 | 2014年12月30日 |
形式 | オフセット、表紙一色カラー、本文白黒 |
0.1 本書の構成
0.2 免責事項、サポート情報など
1 知る
1.1 大会の生い立ち
1.2 高専とは?
1.3 参加者と関わる人たち
1.4 活動形態
1.5 出場チームの構成
1.6 NHKとNEP
1.7 地区大会と全国大会
1.8 競技課題
1.9 1年間の活動
1.10 ウェブ上での情報源
1.11 放送
1.12 さまざまなメディア展開
1.13 大会の歴史概要
2 見る
2.1 マシンの見方いろいろ
2.2 観戦の準備
2.3 地区大会
2.4 全国大会
3 特集1 ロボコン(勝手に)OBOG賞をはじめました!
4 特集2 関東甲信越地区大会レポート
4.1 はじめに
4.2 競技内容など
4.3 それまでの地区大会の展開
4.4 会場のもよう
4.5 マシンの傾向
4.6 競技課題クリア数で見る
4.7 全国大会出場チームの特徴
5 おわりに
奥付
『データ研究会の本β』
ニコニコ動画発のデータ研究会の本。
「データ研究者あるある」の本だそうです。ニコニコ学会βということで、ニコニコ周りの話で、「画像認識と集合知を利用した人面探索の裏側」が面白かったです。火星の地表画像から、人間の顔に見える部分を探索するという話です。普通の顔認識を使うのではなく、二次元に強い顔認識を使うという話は、なるほどと思いました。さらにそこから、人力で判別するために、Web上で稼働する投票システムも用意するという発想に感心しました。
また、「徒歩でもできる 本屋フロアマップ作戦~番外編~」も興味深かったです。これは、本棚の物理的位置関係から、ジャンルの相関を分析するというものです。このフロアマップを作るのはどうしているかというと、店舗を歩幅で計測して、図を書き起こしているそうです。すごい人力です。
あと個人的には、データ研究会の「ふせんシステム」がよかったです。研究会参加者は、全員付箋に質問を書かないといけないそうです。そうすることで、自己主張の強すぎる質問者がマイクを握り続ける問題を解決して、シャイな人の質問をうまく拾えるそうです。また、必ず質問を書かないといけないので、みんな真剣に聞くようになると。よい仕組みだなと思いました。
終盤の「ニコニコ動画の動画メタデータを収集する方法」は、公開、非公開のAPIを利用したデータ収集方法でした。これは、地味に面白かったです。
本の名前 | データ研究会の本β |
配置スペース | 火 東P-58a |
販売サークル | ニコニコ学会β サイト Twitter |
発行サークル | ニコニコ学会β サイト |
著者 | 伊予柑/武田英明/myrmecoleon/toritorix/MiDrill/Med_KU/Marsface Project(笹尾和宏・高須正和・関治之・奈良部隆行・山本光穂・飯田哲・山本博之・栗原一貴)/本宮平亮/takechan2000/shibacow |
価格 | 500 円 |
ページ数 | 38 ページ |
初版 | 2014年12月30日 |
形式 | オフセット、表紙カラー、本文白黒 |
特集:根性マイニング
根性マイニングとは
Twitterにおける根性マイニング
エロマンガ統計職人の朝は早い
データ解析は一日にしてならず
画像認識と集合知を利用した人面探索の裏側
徒歩でもできる 本屋フロアマップ作戦~番外編~
特集:データ研LTを振り返ってみた
データ研究会とは何か? LT傑作選を添えて
連載:ニコニコ研究入門
ニコニコ研究とは
ニコニコ動画の動画メタデータを収集する方法
ニコニコデータセットの使い方
ニコニコ動画タグ分析落ち穂拾い
『ヒントの少ないナンプレの作り方』
ヒントの少ないナンプレを作るアルゴリズム。
さまざまなアルゴリズムに、興味があるので買いました。ナンプレの盤面の大きさによって、効率的な方法が変化していくようです。そのため、アプローチの仕方が少しずつ変わっていき、その様子が面白かったです。
本の名前 | ヒントの少ないナンプレの作り方 |
配置スペース | 火 東P-60b |
販売サークル | 暗黒通信団 サイト Twitter |
発行サークル | 暗黒通信団 サイト Twitter |
著者 | とん |
価格 | 144 円 |
ページ数 | 20 ページ |
初版 | 2014年12月30日 |
形式 | オフセット、表紙白黒、本文白黒 |
2 準備
2.1 ルール
2.2 用語
2.3 手筋
2.3.1 Singles
Hidden Single
Naked Single
2.3.2 Intersections
Locked Candidates Type 1 (Pointing)
Locked Candidates Type 2 (Claiming)
Double Intersection Removal
2.3.3 Hidden Subset
Hidden Pair
Hidden Triple
2.3.4 Naked Subset
Naked Pair
Naked Triple
2.3.5 Basic Fish
X-Wing
Swordfish
3 9×9のナンプレ
3.1 ヒントの少ないナンプレの作り方
3.2 問題をランダムに作る
3.3 ヒントを変更する
3.4 高速化
3.5 実行結果
4 16×16のナンプレ
4.1 進化的プログラミング
4.2 個体群の初期化
4.3 突然変異
4.4 成績
4.5 局所最適解から脱出する
4.6 ヒントの少ないナンプレの作り方
5 25×25のナンプレ
5.1 ヒントの少ないナンプレの作り方
6 おわりに
参考文献