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コミックマーケットに行って、ニッチな技術系同人誌を探そう!

ニッチでエッジな技術本をゲットしよう! 第3弾
~IT技術者向けコミケ 実際に買ってきた編(2014年冬版)

コミックマーケットに行って、ニッチな技術系同人誌を探そう!(3)


『電子決済できるかな? 改訂版』

 同人誌即売会会場での、電子決済の導入と運用。

 スイカやパスモやクレジットカードで決済できる端末を借りて、実際にイベントで運用するまでの本です。法人ならレンタルOKだけど、個人ではレンタルNGということで拒否されまくった後、歯科医師向けの会社で運よく審査が通ったそうです。ということで、その端末を使用したあれこれが書かれています。著者が友人ということもあり、実際に売り子で手伝い、そばで見ているのですが、その裏事情を本で読むという感じでした。

 個人的に興味深かったのは電源周りの話です。そもそも機械が、屋外での利用を前提としていないために、電源の確保が大変だということでした。そのため、使用機器の消費電力量から必要な電源を探して、実際の運用に耐えられるのか、事前に実験していました。その様子が面白かったです。

 また、スクエアなどのクレジット決済についても巻末に記述があります。

表紙
表紙
本の情報
本の名前 電子決済できるかな? 改訂版
配置スペース 日 西う-10a
販売サークル とこしえ工房 Twitter
発行サークル とこしえ工房 Twitter
著者 太郎
価格 300 円
ページ数 28 ページ
初版 2014年11月23日
形式 オフセット、表紙一色カラー、本文白黒
目次
交通系マネー(Suica)編
    交通系マネー(Suica)決済導入
    衝撃
    端末機レンタル申請
    問合わせ
    最後のチャンス
    セッティング
    電波
    電源
    バッテリーテスト
    実戦投入
    値段
クレジットカード編
    クレジットカード決済導入
    端末機レンタル
    問合わせ
    クレジットカード決済端末
    実戦投入
    値段
    モバイル決済
    メリットとデメリット
    稼働まで
    値段
    感想
一覧表
後書き

『電子書籍作ってみた』

 スマホでも読める同人用電子書籍の作り方。

 スマホ対応で読みやすい電子書籍(PDF)の考察と、実際の製作について書いた本です。印刷業界にいる著者が、紙とのメディアの違いに悩みながら、初めての電子書籍を作っていく様子が興味深かったです。発生する問題が、「なるほど、実際にやってみないと分からないな」と思う内容が多く、参考になりました。

表紙
表紙
本の情報
本の名前 電子書籍作ってみた
配置スペース 日 西う-10a
販売サークル とこしえ工房 Twitter
発行サークル とこしえ工房 Twitter
著者 太郎
価格 50 円
ページ数 19 ページ
初版 2014年12月28日
形式 電子書籍、表紙カラー、本文カラー
目次
はじめに
いきなり詰まった?
じゃあどうするよ?
どこにアップロードする?
イベントで売るために
実際にイベントで売ってみた

『ARToolKitを使わずにARマーカーの認識をフルスクラッチで作る方法』

 ARToolKitを使わずに ARマーカーの認識をフルスクラッチで作るための仕組みの解説。

 手前味噌。2012年前後に、紙人形劇動画を、簡易モーションキャプチャ的な仕組みで作るということを行いました。具体的な内容としては、ARマーカーを四角い厚紙に張って割り箸を付け、webカメラを利用して、立ち絵を背景に合成するというものです。

 その際、AR ToolkitがGPLか有料ライセンスかの選択だったので、ちょっと困りました。そこで、画像の位置取得アルゴリズムを別途考案して、フルスクラッチでAR Toolkit代替のプログラムを書きました。その時のアルゴリズムや、ARマーカーを画像から認識するための基礎知識をまとめた本になります。ちなみに、作ったソフトは世に出していません。その理由は、以下のようなものです。

  • 実行環境を構築するのが面倒。
  • 実際に作ってみたら、手でパラメーターを入力する方が速いし、見映えがよかった。

 というわけで、ソフトはお蔵入りになりました……。プログラムを書いていると、そういったことが時折あります。ガックリ。

表紙
表紙
本の情報
本の名前 ARToolKitを使わずに ARマーカーの認識を フルスクラッチで作る方法
配置スペース 日 西う-10a
販売サークル とこしえ工房 Twitter
発行サークル るてんのお部屋 サイト Twitter
著者 るてんしと(柳井 政和)
価格 300 円
ページ数 24 ページ
初版 2012年8月11日
形式 コピー本、表紙白黒、本文白黒
目次
はじめに
    ARマーカー
    ARToolKit
    独自ARマーカー認識プログラム開発の経緯
    独自ARマーカー
アルゴリズムの大枠
    はじめに
    処理の流れ
    用語解説
プログラムを書く前に
    GC対策
    オブジェクトの参照
    ループの判定内で計算を行わない
    キャストを避ける
    配列のコピーには、System.arraycopy を使う
    その他細かな無駄を省く
画像の加工
    ガウス・フィルタ
    2値化
    ラベリング
    ラベルの排除
    ラベルに付随して記録する値
    通常のARマーカーを認識する方法
パターン認識
    ラベルのソート
    パターン形成
    4×4の行列を符号化
空間認識
    はじめに
    モデル・ビューのX軸、Y軸、Z軸を計算
    Z方向の移動量を計算
    X、Y方向の移動量を計算
    モデル・ビューの行列を生成
終わりに
奥付

おわりに

 記事は以上です。技術系の情報は、出版社の本やネット以外にも、同人誌即売会でも手に入れることができます。普段、そういったイベントになじみのない方も、コミケなどのイベントに参加して、技術系同人誌に触れてみるのは、いかがでしょうか。

 第1回から第3回と集中して、2014年の冬コミに焦点を当てて記事を書きました。コミケは毎年、夏と冬の2回開催されています。興味があれば、足を運んでみることをおすすめします。

参考資料

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この記事の著者

柳井 政和(ヤナイ マサカズ)

クロノス・クラウン合同会社 代表社員http://crocro.com/オンラインソフトを多数公開。プログラムを書いたり、ゲームを作ったり、記事を執筆したり、マンガを描いたり、小説を書いたりしています。「めもりーくりーなー」でオンラインソフト大賞に入賞。最近は、小説家デビューして小説も書いています(『裏切りのプログラム』他)。面白いことなら何でもOKのさすらいの企画屋です。 

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/8417 2015/02/05 10:31

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