女性スピーカーが6割超! 深海魚、鳥の写真……と自由すぎるLTイベント「IGNITE」
初日のメインであるIGNITE(点火する、という意味)は、日本ではまだ実績がないものの、世界の250箇所以上の都市で開催されているプレゼンテーションイベント。1人あたり5分間という時間制限はライトニングトークに似ているものの、20枚のスライドが自動的に15秒で切り替わる、という形式。


話された内容は一字一句画面に投影される。後で聞いた話によると、アクセシビリティへの配慮から、北米ではよくこのような形式がとられるそうだ。
今回は、9名のスピーカーが思い思いの内容で発表した。
トップバッターは、ポートランドでプロダクトデザイナーとして活躍するJena Nesbitt氏が「Tech Doesn't Care About You」という題目で話した。いきなり非エンジニアによる発表というのもおもしろい。


2番目は、Webアニメーションを専門とするRachel Nabors氏。11月4日もセッションを行う予定。黒い衣装に身を包み「Lilliputian Monstrosities and other Wonders of the Deep Sea」という題目で豊富なイラストとともに深海魚について発表した。


3番目は、Sarah Schacht氏による発表「Your dinner out: Now with 30% less food poisoning!」。食中毒にならないためには、という内容。


今まで女性のスピーカーが続いたが、4番目にして初めての男性が登場(今回のIGNITEは、スピーカー9名中6名が女性!)。Aleksandar Totic氏による発表では、Google Docsライクな写真共有アプリを自分で作ろうと模索した結果、すっかりPolymerのとりこになったことについて「Falling for Polymer」というタイトルで発表を行った。


5番目は、青い髪が印象的なDanielle Vincent氏による発表。彼女はデジタル領域のプロダクトマネージャーを経て、石けんを製造・販売するスタートアップを立ち上げる。「Open Source Soap Company」というタイトル通り、顧客の声を聞きながらそれをプロダクトの反映する取り組みについて発表した。


6番目は、Letta Raven氏による「Learning to code changed my life」。もともとはカスタマサービスや料理人として働いていたが、アーティストになり、そしてコードを学ぶようになったという。アートによって世界を違った視点で見ることができ、コードを学んだことよって、自分が人の助けになるものが作れる! と熱く語った。


7番目のBill Walker氏は、鳥の写真家として長年活躍しており、自分が撮った鳥の写真を紹介しながら「Big Data, Citizen Science, and the future of Birdwatching」という発表を行った。実はBillは、モバイルWebに強みを持ったMozillaのエンジニア。カンファレンスでも、「Mobile Web」と「Service Worker」の2つのディスカッションを担当する。


8番目は、MozillaのセキュリティエンジニアJeff Bryner氏による「Real-time Security in 3D」。彼は、セキュリティインシデントに迅速に対応するためのツール「MozDef」の開発者として知られ、今回もそれについて発表を行った。


ラストとなる9番目は、Morgan Phillips氏による「Pedagogical Hacking」。疲れた日本のサラリーマンのスライドを背に「大人になってから学ぶのは難しい」と語りかけ、それでも学ぶためには「コミュニティ」「リスクをとること」「日々改善を続けること」が重要だとした。


2日目以降も、現地からのレポートをお届けする予定だ。
