CodeZine(コードジン)

特集ページ一覧

超高速WordPress仮想マシン「KUSANAGI」に学ぶ、PHP+MySQLアプリチューニングの秘訣

高速WordPress実行環境「KUSANAGI」を支えるサーバの技術(1)

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

目次

標準LAMP環境の導入とベンチマーク

 CentOS 7の標準LAMP環境を用意してベンチマークを取ることにします。ここでは、KUSANAGI環境と同様に、Microsoft Azure(新ポータル)のD1_V2 Standardインスタンス(1コア、3.5GBメモリ)を東日本リージョンで利用するものとして進めます。仮想マシンイメージは、CentOS-based 7.2を選択してください。仮想マシンの起動自体は、選択する仮想マシンイメージ以外は同じ手順で進めることが可能です。検索する際は、「centos」と検索すると、「CentOS-based 7.2」が選べるようになるので、これを選択してください。

CentOS-based 7.2を選択する
CentOS-based 7.2を選択する

 仮想マシンが起動したら、80番ポートでアクセスできるように、「受信セキュリティ規則」を追加します。ポータル画面左メニューの[リソースグループ]-[今回作成したリソースグループ]-[ネットワークセキュリティグループ(画面中央の盾マーク)]-[受信セキュリティ規則(画面右の設定)]-[追加]と進みます。名前に「http」と入力し、プロトコルは[TCP]を選択、宛先ポート範囲に「80」を入力して、[OK]をクリックします。

ネットワークセキュリティグループ(画面中央の盾マーク)を選択する
ネットワークセキュリティグループ(画面中央の盾マーク)を選択する
受信セキュリティ規則の設定
受信セキュリティ規則の設定

 受信セキュリティ規則を追加したら、仮想マシンにSSHで接続して、Apache 2.4とMySQL(MariaDB 5.5)を起動するところまで進めます。今回は、ベンチマークを取るだけなので、標準LAMP環境の導入は最短の手順で進めます。

[azureuser@CodeZine-CentOS ~]$ sudo su -
[root@CodeZine-CentOS ~]# yum update -y
[root@CodeZine-CentOS ~]# yum install httpd php php-mysqlnd php-gd php-xml php-xmlrpc php-mbstring php-mcrypt mariadb-server wget unzip -y
[root@CodeZine-CentOS ~]# setenforce 0
[root@CodeZine-CentOS ~]# systemctl start httpd
[root@CodeZine-CentOS ~]# systemctl start mariadb

 次に、mysql_secure_installationコマンドでMariaDBの初期化を行います。基本的にはEnterで進めていくだけで大丈夫です。rootユーザーのパスワードを設定する箇所のみ、任意のパスワードを設定してください。

[root@CodeZine-CentOS ~]# mysql_secure_installation

 「Thanks for using MariaDB!」と表示されたら、MariaDBに接続します。

[root@CodeZine-CentOS ~]# mysql -uroot -p

 rootユーザーのパスワードを入力してコンソールにログインできたら、データベースとデータベースユーザーを作成します。ここでは、データベースを「wordpress」、ホスト名を「localhost」、データベースユーザーを「wpuser」、パスワードを「wppass」として進めます。

MariaDB [(none)]> create database wordpress;
MariaDB [(none)]> grant all privileges on wordpress.* to wpuser@localhost identified by 'wppass';
MariaDB [(none)]> flush privileges;
MariaDB [(none)]> exit;

 最後に、WordPressをダウンロードして展開します。

[root@CodeZine-CentOS ~]# cd /var/www/
[root@CodeZine-CentOS www]# wget https://ja.wordpress.org/wordpress-4.4.2-ja.zip
[root@CodeZine-CentOS www]# unzip wordpress-4.4.2-ja.zip
[root@CodeZine-CentOS www]# cp -rp wordpress/* html/
[root@CodeZine-CentOS www]# chmod 0777 html html/wp-content

 ブラウザでアクセスすると、WordPressのインストレーションが始まりますので、ウィザードに従ってインストールしてください。WordPressのインストレーションが完了したら、WordPressのトップページを表示させてください。Firebugでページのロード時間を確認します。筆者の環境では、およそ168msでした。

Firebugのネットタブでページのロード時間を確認する
Firebugのネットタブでページのロード時間を確認する

 コンソールに戻って、abコマンドでベンチマークをとります。

[root@CodeZine-CentOS www]# ab -n 100 -c 10 http://localhost/

 筆者の環境では、1秒あたりの同時アクセス数は6.17となりました。


  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

バックナンバー

連載:高速WordPress実行環境「KUSANAGI」を支えるサーバの技術

著者プロフィール

あなたにオススメ

All contents copyright © 2005-2022 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5