標準LAMP環境の導入とベンチマーク
CentOS 7の標準LAMP環境を用意してベンチマークを取ることにします。ここでは、KUSANAGI環境と同様に、Microsoft Azure(新ポータル)のD1_V2 Standardインスタンス(1コア、3.5GBメモリ)を東日本リージョンで利用するものとして進めます。仮想マシンイメージは、CentOS-based 7.2を選択してください。仮想マシンの起動自体は、選択する仮想マシンイメージ以外は同じ手順で進めることが可能です。検索する際は、「centos」と検索すると、「CentOS-based 7.2」が選べるようになるので、これを選択してください。
仮想マシンが起動したら、80番ポートでアクセスできるように、「受信セキュリティ規則」を追加します。ポータル画面左メニューの[リソースグループ]-[今回作成したリソースグループ]-[ネットワークセキュリティグループ(画面中央の盾マーク)]-[受信セキュリティ規則(画面右の設定)]-[追加]と進みます。名前に「http」と入力し、プロトコルは[TCP]を選択、宛先ポート範囲に「80」を入力して、[OK]をクリックします。
受信セキュリティ規則を追加したら、仮想マシンにSSHで接続して、Apache 2.4とMySQL(MariaDB 5.5)を起動するところまで進めます。今回は、ベンチマークを取るだけなので、標準LAMP環境の導入は最短の手順で進めます。
[azureuser@CodeZine-CentOS ~]$ sudo su - [root@CodeZine-CentOS ~]# yum update -y [root@CodeZine-CentOS ~]# yum install httpd php php-mysqlnd php-gd php-xml php-xmlrpc php-mbstring php-mcrypt mariadb-server wget unzip -y [root@CodeZine-CentOS ~]# setenforce 0 [root@CodeZine-CentOS ~]# systemctl start httpd [root@CodeZine-CentOS ~]# systemctl start mariadb
次に、mysql_secure_installationコマンドでMariaDBの初期化を行います。基本的にはEnterで進めていくだけで大丈夫です。rootユーザーのパスワードを設定する箇所のみ、任意のパスワードを設定してください。
[root@CodeZine-CentOS ~]# mysql_secure_installation
「Thanks for using MariaDB!」と表示されたら、MariaDBに接続します。
[root@CodeZine-CentOS ~]# mysql -uroot -p
rootユーザーのパスワードを入力してコンソールにログインできたら、データベースとデータベースユーザーを作成します。ここでは、データベースを「wordpress」、ホスト名を「localhost」、データベースユーザーを「wpuser」、パスワードを「wppass」として進めます。
MariaDB [(none)]> create database wordpress; MariaDB [(none)]> grant all privileges on wordpress.* to wpuser@localhost identified by 'wppass'; MariaDB [(none)]> flush privileges; MariaDB [(none)]> exit;
最後に、WordPressをダウンロードして展開します。
[root@CodeZine-CentOS ~]# cd /var/www/ [root@CodeZine-CentOS www]# wget https://ja.wordpress.org/wordpress-4.4.2-ja.zip [root@CodeZine-CentOS www]# unzip wordpress-4.4.2-ja.zip [root@CodeZine-CentOS www]# cp -rp wordpress/* html/ [root@CodeZine-CentOS www]# chmod 0777 html html/wp-content
ブラウザでアクセスすると、WordPressのインストレーションが始まりますので、ウィザードに従ってインストールしてください。WordPressのインストレーションが完了したら、WordPressのトップページを表示させてください。Firebugでページのロード時間を確認します。筆者の環境では、およそ168msでした。
コンソールに戻って、abコマンドでベンチマークをとります。
[root@CodeZine-CentOS www]# ab -n 100 -c 10 http://localhost/
筆者の環境では、1秒あたりの同時アクセス数は6.17となりました。
