Googleタグマネージャとは
Googleタグマネージャはタグ管理システムです。Googleアナリティクスのトラッキング、AdWordsのリマーケティングタグ[1]など、マーケティング関連の計測をタグで管理・配信することが主な利用方法です。トラッキングコードをHTMLに記載しなくとも、Googleタグマネージャの設定画面から計測設定することが可能です。
注
[1] リマーケティングとは、ウェブサイトにアクセスしたことのある人に対して広告を出す機能のことです。リマーケティングタグはウェブサイトにアクセスした人であるという記録を残すために設置します。
Googleタグマネージャを介してGoogleアナリティクスを計測する利点は、トラッキングコードが簡単に設定できることです。トラッキングコードはJavaScriptのため知識のない方が、カスタマイズするのは少し難しいと言えるでしょう。タグマネージャでは、画像のようにテンプレートを利用して、入力欄に必要事項を入力するだけで計測設定ができます。
Googleタグマネージャを利用する利点をもう1つ挙げると、なんといってもGoogleタグマネージャさえ入っていればページ、つまりHTMLファイルやJavaScriptファイルの修正が不要なところです。
例えば、Googleアナリティクスのトラッキングコードを、HTMLファイルに直接記載していたとしましょう。その後新たにリンクのクリックイベントを計測したくなった場合、リンクのonclickでトラッキングコードを実行するよう、HTMLファイルを修正しなければなりません。
ところが、Googleアナリティクスの代わりに、GoogleタグマネージャのスニペットをHTMLファイルに記載し、GoogleタグマネージャでGoogleアナリティクスの計測設定をしていたとします。この場合、新たにリンククリックを計測したくなってもHTMLファイルの修正は不要です。設定画面から、簡単に、<a>タグのidやclassなどを条件にクリックを計測することができます。
Googleタグマネージャの仕組み
Googleタグマネージャを使う際は、設定画面で「ある条件のときこのコードを実行する」という設定を行います。例えば「ドメインがexample.comのとき、Googleアナリティクスのページビューのコードを実行する」といった設定です。実行したいコードとして設定したものはタグとして管理されます。例えば「Googleアナリティクス ページビュータグ」のように呼ばれます。
この設定を公開すると、タグマネージャはこの設定の通り動作するJavaScriptのコードを生成します。そしてページに置かれたタグマネージャのスニペットがこのJavaScriptコードを読み込むことで、設定した内容が実現されます。
Googleタグマネージャは必要か
Googleアナリティクスの計測を最初に設定する場合、以下のどちらかの方法を選択することになります。
- ページに直接トラッキングコードを記載する
- Googleタグマネージャ経由でトラッキングを設定する
先に記載した通り、簡単に計測設定が行える点、そしてページの修正が不要という点から、2のGoogleタグマネージャ経由での計測がおすすめです。
タグマネージャを利用することで何かできなくなることはほとんどありません。
テンプレートを利用すると通常のJavaScriptコードならば実行できたことができなくなることはありますが、テンプレートの利用をやめ、タグマネージャ経由でJavaScriptコードを好きに動かすことも可能です。
しかし、タグマネージャは非同期で読み込まれるため、実行順序に配慮が必要になることがあります。そのためかえって実装が複雑になることも全くないわけではありません。
本連載で計測の設定方法をご紹介する際は、1と2どちらにも対応できるよう両パターンの設定方法を紹介します。
