登壇者のレベルの高い講演に加え、第一線で活躍されている研究者やデータサイエンティストが集まる大変充実した会になりました。なお、今回の会議はアクサ生命保険株式会社様のオフィスをお借りして実施しました(アクサ生命保険株式会社様は実はPythonのヘビーユーザとのこと!)。この場を借りてお礼申し上げます。
Pythonではじめる地理情報データ解析
PyData.Tokyoオーガナイザーの山本(@kaita)です。
さまざまな位置情報を測定・集計・分析した上で、その結果を地図上にマッピングし、そこで「何が」「いつ」「起こっているか」を把握する、いわゆる「地理情報データ解析」がさまざまな用途で活用されるようになってきています。地理情報データ解析を行う際に必要な各種ツールの多くがPythonで実装されており、多くのシーンで利用されています。
そこで、今回、PyData.Tokyoでは株式会社マイクロベースの仙石さんに「Pythonではじめる地理情報データ解析」と題して位置情報データを扱う上でぶつかる特有の問題やPythonライブラリを活用した対処方法を紹介していただきました。また、位置情報データの解析に必要なノウハウや、解析事例も同時に紹介していただきました。
地図マニアで地理情報エキスパートの仙石裕明氏
講演者の仙石さんは根っからの地図マニアです。子供の頃から地図が大好きで、地図を見ながら世界旅行を想像してきたとのことです。仙石さんの部屋の壁には昨今のありとあらゆる地図が飾られており、また、地図が好きで、東大で空間情報に関する研究に携わるだけではなく、自分自身で地理情報を解析するための会社を立ち上げてしまうほどの地図マニアであるとのことです。
仙石さんがCEOを務める株式会社マイクロベースでは、交通流の分析や商圏分析などを行っています。また同氏は地図データのWikipedia版と言われるOpenStreetMapのコミュニティーなどにも積極的に関わっています。