Node.jsプロジェクトは、サーバサイドJavaScript環境Node.jsの最新版である「Node.js v7.0.0」を、10月25日(現地時間)にリリースした。
「Node.js v7.0.0」は、JavaScriptエンジンに「V8 5.4」を採用し、ES6カバー率98%の達成、および信頼性とパフォーマンスの向上を実現するとともに、WHATWG(Web Hypertext Application Technology Working Group)のURL標準に準拠した試験的なURLパーサを採用している。
大きな変更点としては、これまで見逃されていたBuffer.byteLengthへの不正な入力に対するエラー出力、「new」なしでのバッファ呼び出しの非推奨、allocUnsafeへの負の値の入力に対するエラー出力、forkおよびexecFileにおける引数チェックの強化、worker.suicideメソッドの非推奨、NODE_MODULE_VERSIONのアップデート、非同期ファイルシステムメソッドへのコールバックに失敗した場合の警告といった変更が行われた。
なお、Node.jsの長期サポート計画に基づき、奇数バージョンである「Node.js v7.0.0」のサポートは2017年1月までとなり、2017年4月までには次期バージョンとなる「Node.js v8」がリリースされる。
現時点で「Node.js v4」または「Node.js v6」を利用しているユーザーのうち、安定性を重視する中~大規模のエンタープライズ用途では、引き続き同バージョンの使用を推奨している。
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