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顧客と開発者の生産性を格段に向上させる、業務システムの画面UI(AD)

元号変更にも対応! 日本仕様に強いシステム開発のためのコンポーネント

顧客と開発者の生産性を格段に向上させる、業務システムの画面UI 第6回

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 業務アプリケーションの多くが、何らかの情報を入力する機能を有しています。そして本記事に目を通していただいている皆様の多くが、日本語の入力や日本で利用されるアプリケーションの作成に携わっているかと思います。これまで、数々のコンポーネントを紹介してきましたが、その際に何度も日本独自の仕様に対応している点をポイントとして挙げてきました。日本の住所入力に強い点、和暦などの日本の文化に対応している点、そして帳票出力への対応。今回は、これまで紹介してきたコンポーネントが日本独自の仕様に強いポイントを紹介していきます。

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今回紹介するコンポーネント

 本記事では以下のコンポーネントを紹介します。

MultiRow for Windows Forms

 MultiRowは、複雑な構造の表が作成できるコンポーネントです。日本の入力フォームに見られがちな、1レコード複数行などの表示形式にも対応しています。日本語入力に強いInputMan相当のセルを備えている点もポイントです。

CalendarGrid for Windows Forms

 CalendarGridは、和暦などの日本の仕様に対応したカレンダーを作成できるコンポーネントです。MultiRow同様にInputMan相当のセルを備えています。

JPAddress for .NET

 JPAddressは、日本の住所入力支援機能を提供するコンポーネントです。郵便番号からの住所入力や、住所からの郵便番号検索など高速な住所情報の入力を可能にします。

ActiveReports for .NET

 ActiveReportsは、帳票出力の機能を提供するコンポーネントです。アプリケーションに複雑な帳票機能を追加することができます。

対象読者

 Visual Studioを利用してアプリケーションを作成した経験がある、またはC#、Visual Basicなどの.NET系言語での開発経験がある方。

必要な環境

 MultiRow、CalendarGrid、JPAddressを利用するには以下の環境が必要となります。

  • Visual Studio 2010/2012/2013/2015 日本語版
  • .NET Framework 3.5 SP1/3.5 Client Profile/4/4 Client Profile/4.5/4.5.1/4.5.2/4.6/4.6.1/4.6.2

 ActiveReportsを利用するには以下の環境が必要となります。

  • Visual Studio 2010/2012/2013/2015 日本語版
  • .NET Framework 3.5 SP1/3.5 Client Profile/4.5.2/4.6/4.6.1/4.6.2

 本記事はVisual Studio Enterprise 2015、.NET Framework 4.6環境で画像キャプチャーの取得、動作検証を行っております。

コンポーネントのインストール

 各種コンポーネントのインストール方法については以下の記事を参照ください。

MultiRow for Windows Forms

CalendarGrid for Windows Forms

JPAddress for .NET

ActiveReports for .NET

 ActiveReports for .NETのインストールについては、これまでの記事で紹介していなかったので、ここに掲載します。

 ActiveReports for .NETの導入について、トライアル版を例に紹介します。

 作業途中のライセンス入力で正式版のライセンスを入れるか、トライアル版用として提供されたライセンスキーを入力するかの違いを除けば同じ方法で導入できます。

トライアル版の申し込み

 ActiveReports for .NET 11.0Jのページを開きます。

ActiveReports for .NET 11.0J
ActiveReports for .NET 11.0J

 「トライアル版」のボタンをクリックすると「トライアル版申込フォーム」が表示されるので、フォームに必要な情報を記入し、申し込みを完了します。

トライアル版情報の受信

 申し込みが完了するとまもなく、申込時に申請したメールアドレスにトライアル版のダウンロードURLと、トライアル用のプロダクトキーが記されたメールが届きます。

 メールに記されたURLからトライアル版のファイルをダウンロードしてください。

トライアル版のインストール

 ダウンロードしたトライアル版を解凍し、インストーラーを起動します(本記事執筆時点のインストーラーのファイル名は「ActiveReportsNET11_11.0.9393.1.exe」です)。

ActiveReports for .NET 11.0Jのインストーラーの起動
ActiveReports for .NET 11.0Jのインストーラーの起動

 「使用許諾契約書に同意する」にチェックを入れると、「インストール」ボタンが有効になるので、クリックします。

ActiveReports for .NET 11.0Jの許諾契約に同意する
ActiveReports for .NET 11.0Jの許諾契約に同意する

 インストールが完了すると、下記画像の画面になりますので、初めてのインストール時は「ライセンス認証マネージャーを起動する」にチェックを入れて「閉じる」ボタンをクリックします。

ActiveReports for .NET 11.0Jのライセンス認証マネージャーを起動する
ActiveReports for .NET 11.0Jのライセンス認証マネージャーを起動する

ライセンス認証を行う

 PowerToolsライセンス認証マネージャーが起動するので、ActiveReports for .NET 11.0Jの欄の「認証手続き」をクリックします。

ActiveReports for .NET 11.0Jのライセンス認証を行う
ActiveReports for .NET 11.0Jのライセンス認証を行う

 メールで送られてきたプロダクトキーを入力して「認証」ボタンをクリックします。

 「認証処理が完了しました。」と表示されれば認証作業は終了です。

コントロールの追加

 利用したいコントロールがツールボックスに表示されていない場合の追加方法を紹介します。

 今回のように別途インストールした製品のコントロールは紹介するような追加作業が必要な場合があります。

 Visual Studioの上部メニューから「ツール」→「ツールボックスアイテムの選択」をクリックします。

ツールボックスアイテムの選択
ツールボックスアイテムの選択

 「.NET Framework コンポーネント」タブを選択し、必要なコントロールにチェックを入れ、右下の「OK」ボタンをクリックすることでツールボックスにコントロールが追加されます。

 今回はViewerコントロールにチェックを入れて追加します。

追加するコントロールを選択する
追加するコントロールを選択する
Viewerが追加された
Viewerが追加された

次のページ
MultiRow for Windows Forms

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この記事の著者

西村 誠(ニシムラ マコト)

 Microsoft MVP Windows Platform Development。 Flash、PHPの開発経験もあり国産ECサイト構築フレームワーク「EC-CUBE」の公式エバンジェリストでもある。 ブログ:眠るシーラカンスと水底のプログラマー 著書:基礎から学ぶ Windowsストアアプリ開発

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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