at -l [job...]
at -d job [Linux][FreeBSD]
at -r job [Solaris]
atコマンドは、標準入力もしくは、オプション「-f」で指定したファイルからコマンドを読み込み、指定した時刻に自動実行します。この時実行する一連のコマンドをジョブといいます。
TIME
には様々な形式で時間を指定することができますが、通常「hhmm」もしくは「hh:mm」の形式で指定します。
- ① -f file
- 標準入力の代わりに、「file」で指定したファイルからコマンドを読み込みます。
- ② -m
- ジョブの終了通知をメールで送信するように設定します。
- ③ -l [job...]
- ユーザのジョブを表示します。「job...」にはジョブ番号を指定し、1個以上のジョブ番号を指定した場合、それらのジョブのみを表示します。「job...」を指定しなかった場合には、すべてのジョブを表示します。
- ④ -d job [Linux][FreeBSD]
- 「job」に指定したジョブ番号のジョブを削除します。
- ⑤ -r job [Solaris]
- 「job」に指定したジョブ番号のジョブを削除します。
ジョブの実行結果が標準出力に出されない場合には、ジョブが終了したことを知ることができません。このような場合に、オプション「-m」を指定すると有効です
- ① TIME
- ジョブを実行する時刻を指定します。
FreeBSDでは、一般ユーザにatコマンドの実行を許可していないため、「/var/at/at.allow」に許可するユーザを記述しておくか、「/var/at/at.deny」に許可しないユーザ名を記述しておく必要があります
$ at -m 21:00
at> ls -l /var/log
21:00に実行するコマンドat>
[Ctrl]+[D]キーを押すと、ジョブが決定して、「at>」を抜けるjob 6 at 2003-02-23 21:00
$ at -m -f ls.sh 21:01
ファイル「ls.sh」に記述したコマンドを21:01に実行する
job 7 at 2003-02-23 21:01
$ at -l
6 2003-02-23 21:00 a cmd
7 2003-02-23 21:01 a cmd
$ at -d 6
$ at -l
7 2003-02-23 21:01 a cmd
本コンテンツは「UNIXコマンド辞典 ビギナー編」(2003年)を元にWeb用に再編集したものです
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