外国人が過半数の開発現場
――LINE KYOYOの立ち上げメンバーは、挙手制でなく、和田さんが東京、福岡拠点のメンバーの方に声を掛けたと聞きました。どういった方たちが集まっているのでしょうか?
和田 アダムさんもミートアップに参加してると言っていましたが、メンバーは、特にこちらから指示をしなくても、自発的に社外の勉強会にに行ってますね。仕事じゃないんだけど、結果的に仕事につながったりもする。それを仕事と捉えてしまうとたぶんつまらなく思えてしまう。そのような行動を自発的にやって面白いと思う人たちに、京都の立ち上げメンバーになってほしいと思ったので、スキル以外にもそういった観点で声を掛けました。
――LINE KYOTOでは海外のエンジニアが過半数だそうですが、山本さんは英語は喋れますか?
山本 そこまで喋れるわけではないのですが……。元々英語を実務で使えるようになりたいという思いがあったので、ちょうどいい機会だなと思っています。
――コミュニケーションは日本語? 英語?
山本 実際はいろいろですね。アダムさんは日本語が上手いので日本語で話すのですが、英語しか話せない方は英語で。毎朝のミーティングでは英語を使用しています。
――アダムさんは、日本人エンジニアと一緒に開発してみてどうでしょうか?
アダム 最初はもちろん言語の問題ありました。福岡に入社したときにはほとんど日本語は話せませんでした。福岡に外国人はほとんどいなくて、日本人の同僚が、頑張ってコミュニケーション取ってくれて、逆に僕は日本語の勉強になりました。開発の共通言語はソースコードでしたね。
最近は外国人も増えてきて、みんなの英語力も上がっているので、自由に英語が話せるようになりました。
イギリスで開発していたときより、日本ではチーム内で共有している情報が多いと思います。例えばデイリーミーティングで、他の拠点も含めた会議を行っていますが、イギリスにいたときはチーム内だけのミーティングにとどまっていました。
(ミーティングに時間を取られるので)時間がかかってしまうところもあるのですが、みんなの仕事が分かるようになるので、仲良く仕事ができていると思います。
でも日本とイギリスではそんなに変わらないですね。エンジニアの考え方は世界中同じだと思います(笑)。文化は違いますが、技術は一緒なので。
LINE KYOTOはまだ開発途中、スタートアップ感を楽しみたい
――関西のIT業界全体についてどう思いますか?
和田 同じようにスキル高い方もいらっしゃいますし、東京とスキル格差があると感じたことは無いですね。
――関西や京都ならではだと感じるところはありますか?
和田 京都は学術寄りの人が多い気がします。
山本 けいはんな学研都市みたいに研究所が集まっているところがありますからね。
和田 Machine Learning Meetup KANSAIに来てくれる人たちも、大学と一緒に研究をしているという方もいますね。
――京都や関西で今後どんなことを取り組んでいきたいですか?
山本 とある勉強会に行った時に、日本語の発表と英語の発表が半々だったんですね。英語の発表が終わった時に留学生の人たちが帰ってしまったことがあって、その問題を解決したいなと思いました。具体的には英語の発表を増やしたり、カジュアルに英語の発表があったりするような、外国人、日本人問わず来てくれるようなコミュニティづくりができたらと思っています。
アダム 今のオフィス、まだ開発中みたいな感じなんですね。面白い技術を作って、一緒に仕事をしていけたらという雰囲気を作りたいです。LINE KYOTOはまだ人数が多くないので、みんな同じ方向を向いて開発することができます。
和田 スタートアップみたいな感じですよね。少ない人数でものを作っていくことが好きな人が京都拠点には集まったと思います。きっとすぐ人数が増えると思うのですが、短い時間だけでも味わいたいですね。
開発エンジニアだけのオフィスが初なので、チャレンジだけでなく、ハッカブルな状態になっているはず。それを最大限に生かして、プロジェクトだけでなく、楽しんで作り出す経験をしたい。その経験をサービスや次のプロダクトに生かしていきたいです。
もう1つの視点としては、LINE Fukuokaの開発部門は年に1~2名くらいしか離職者がいなくて、気に入ってもらえてるのかなあと。そのカルチャーは引き継ぎたい。海外から来た人も、日本人も、一緒に楽しんで開発に取り組む環境が作れたらと思います。

