Open Infrastructure Summitとは
Open Infrastructure Summitとは、OpenStack Foundation主催のグローバルイベントです。オープン系ITインフラの提供に携わる開発者やユーザーが各国から1つの会場に集まり、開発・運用時の課題に対する議論や、ユーザー事例の共有を行います。前回まではOpenStack Summitという名称で開催されていましたが、オープン系ITインフラを幅広く扱うイベントとして今回から名称がOpen Infrastructure Summitに変更となりました。Open Infrastructure Summitとしては今回が1回目、OpenStack Summitの開催回数をあわせると19回目の開催となります。
オープン系ITインフラ全体を対象としたイベントということもあり、サーバ、ネットワーク、ストレージ、クラウドなどさまざまな業界から約40社の企業がスポンサーとして名を連ねています。
今回のサミットは、前回のOpenStack Summit Berlin 2018と同様、3日間にわたり開催されました。前回と異なる点としては、OpenStack Projectの開発者が集まって次回のリリース向けに技術的なディスカッションを行うPTG(Project Teams Gathering)がサミットの直後に開催されたことでしょう。これまでサミットとPTGはそれぞれ年2回ずつ(両イベントあわせて年4回)開催されていましたが、それではすべてのイベントに参加することが負担になってしまうため変更されたものと思われます。OpenStack Summit Barcelona 2016までPTGはサミットの一部であったため(現在のフォーラムセッションとPTGをあわせてDesign Summitとして開催されていた)、結果としては以前と同様の日程に戻った形となります。