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Open Infrastructure Summitが初開催、OSS連携によるクラウドエコシステムの強化を目指す

「Open Infrastructure Summit Denver 2019」参加レポート

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2019/05/28 11:00

 クラウド基盤を管理するOSS(オープンソースソフトウェア)「OpenStack」のコミュニティ運営団体OpenStack Foundationが、アメリカ・コロラド州のデンバーでOpen Infrastructure Summit Denver 2019(4月29日~5月1日の3日間)を開催しました。今回より、オープン系ITインフラを幅広く扱うイベントとして、名称が「OpenStack Summit」から「Open Infrastructure Summit」に変更されています。本イベントについて、実際にキーノートや各セッションに参加して得た情報をレポートします。

目次

Open Infrastructure Summitとは

 Open Infrastructure Summitとは、OpenStack Foundation主催のグローバルイベントです。オープン系ITインフラの提供に携わる開発者やユーザーが各国から1つの会場に集まり、開発・運用時の課題に対する議論や、ユーザー事例の共有を行います。前回まではOpenStack Summitという名称で開催されていましたが、オープン系ITインフラを幅広く扱うイベントとして今回から名称がOpen Infrastructure Summitに変更となりました。Open Infrastructure Summitとしては今回が1回目、OpenStack Summitの開催回数をあわせると19回目の開催となります。

 オープン系ITインフラ全体を対象としたイベントということもあり、サーバ、ネットワーク、ストレージ、クラウドなどさまざまな業界から約40社の企業がスポンサーとして名を連ねています。

 今回のサミットは、前回のOpenStack Summit Berlin 2018と同様、3日間にわたり開催されました。前回と異なる点としては、OpenStack Projectの開発者が集まって次回のリリース向けに技術的なディスカッションを行うPTG(Project Teams Gathering)がサミットの直後に開催されたことでしょう。これまでサミットとPTGはそれぞれ年2回ずつ(両イベントあわせて年4回)開催されていましたが、それではすべてのイベントに参加することが負担になってしまうため変更されたものと思われます。OpenStack Summit Barcelona 2016までPTGはサミットの一部であったため(現在のフォーラムセッションとPTGをあわせてDesign Summitとして開催されていた)、結果としては以前と同様の日程に戻った形となります。


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著者プロフィール

  • 村中 清史(ムラナカ キヨシ)

    クラウド基盤設計、OpenStackコミュニティ開発活動を担当する。通信事業者向け大規模ミッションクリティカルシステムへのOpenStack導入を経験し、現在は全社向けのクラウド基盤設計や、OpenStackコミュニティでのNFV関連機能の開発活動に従事する。

  • 田代 充良(タシロ ミツヨシ)

    金融分野のミッションクリティカルシステムへのIaaS基盤・PaaS基盤の導入の経験を経て、現在は、社内の「統合開発クラウド」にてOpenStackのサービス開発・運用やOpenStackコミュニティでの高可用性向けプロジェクトの開発に従事する。

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