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InterSystems IRISでシンプルに開発するIoTアプリケーション(AD)

Visual Studio Codeを使ってIRISのクラスを定義してみよう

InterSystems IRISでシンプルに開発するIoTアプリケーション 第4回

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 連載の前回では、InterSystems IRIS Data Platform(以下IRIS)のインターオペラビリティ機能を使ってMQTTブローカに接続する方法をご紹介しました。これまでの連載をまだご覧いただいていない方は、ぜひこの機会にお試しください。今回は、Visual Studio Codeを使ってIRISのクラス定義を行う方法をご紹介したいと思います。

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はじめに

 Visual Studio Codeは、Microsoft社が開発しているオープンソースのコードエディタです。さまざまな言語での開発に対応しており、また、Extensionと呼ばれる拡張機能も充実しており、サードパーティ製も含め多くの拡張機能が利用可能です。

 IRISでの開発を行うための拡張機能もいくつか開発されています。インターシステムズは、Open Exchangeというオープンソースコードのコレクションを提供するサイトを運営していますが、そこで、”visual studio code”を検索すると、2019年12月現在、3つのプロジェクトがヒットします(図)。

Open Exchange
Open Exchange

 今回の連載では、”InterSystems ObjectScript”という拡張機能を利用します。Visual Studio Codeを起動し、Extensionsパネルから”intersystem”を検索してみてください。そうすると、次の図のようにInterSystems ObjectScriptが検索されるのでインストールしてください。

VS Code Extensions
VS Code Extensions

準備

 今回の連載ではGitHubのファイルに一部変更があるので、前回のコンテナを起動している方は、まず、次のコマンドでコンテナを削除してください。

>docker-compose down

 そして、GitHubから最新のファイルをpullします。DriveDemoディレクトリで次のコマンドを実行してください。

>git pull origin master

 そして、前回実習時点までを反映したコンテナを起動します。

>docker-compose -f docker-compose-a2.yml up -d

 コンテナが起動したら、管理ポータルにログインします(ユーザ名:「SuperUser」、パスワード:「driveuser」)。

http://localhost:52003/csp/sys/UtilHome.csp

Visual Studio Code Extensionの設定

ワークスペース

 今回のアプリケーションのすべてのIRISクラスが、DriveDemo/IRIS-MQTT/projectsにあります。最初からそれらのコードを参照したい方は、Visual Studio Codeのワークスペースに、そのディレクトリを追加してください。

 一からご自分で作成されたい方は、適当なディレクトリをワークスペースのフォルダとして追加しておいてください。

Extensionの設定

 最初に説明したInterSystems ObjectScriptをインストールした状態で、「設定」に移動し、次の図のように”intersystems”で設定を検索します。

VS Code 設定検索
VS Code 設定検索

 そうすると、IRISに接続し、クラスを定義、コンパイルするための設定が表示されます。

 今回必要な設定は次のとおりです。

Objectscript > Conn: Host localhost
Objectscript > Conn: Label DriveDemo
Objectscript > Conn: Ns Drive
Objectscript > Conn: Password driveuser
Objectscript > Conn: Port 52003
Objectscript > Conn: Username SuperUser

 そして、次の図のように、左のパネルからInterSystemsのアイコンをクリックし、エクスプローラを表示します。

VS Code エクスプローラ
VS Code エクスプローラ

 ステータスバーに”Connected”と表示されていれば、接続が成功しています。例えば、エクスプローラで、DriveDemo→Production.clsを選択すると、前回の連載で定義したプロダクションのクラスが表示されます。

次のページ
クラスの定義

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この記事の著者

堀田 稔(インターシステムズジャパン)(ホリタ ミノル)

SEマネージャー。1992年大阪大学基礎工学部情報工学科卒。同年日本ディジタルイクイップメント(株)入社。電気通信など様々な業界向けプロジェクトにシステムエンジニアとして携わる。1996年InterSystems Data Platform製品の日本語版開発プロジェクトに従事し、同製品の販売・サポー...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/11919 2020/02/03 12:00

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