米GoogleはCloud Runの新機能として、Google CloudソースからCloud Runをトリガできる「Eventarc」を10月30日(現地時間)に発表した。
Eventarcは、イベント駆動型アプリケーションの構築を容易にするとともに、イベントの取り込み、配信、セキュリティ、承認、可観測性、エラー処理などに役立つ。
Cloud Storage、BigQuery、Firestoreをはじめとする、60超のGoogle Cloudソースから発生するイベントに対応し、ビデオ分析、ファイル変換、新規ユーザー登録、アプリケーションモニタリングなど、さまざまなユースケースに対応する。
具体的には、Google Cloudソースからクラウド監査ログを介してイベントを受信し、Pub/Subにパブリッシュすることでカスタムソースからイベントを受信するとともに、コードによってイベントを送信してマイクロサービス間でシグナルを送信できる。
Eventarcは、まもなく提供が開始され、独自のAPIとCLIから、あるいはCloud RunのUI内からアクセスが可能になる。
おもな使用例としては、クラウドストレージイベントを使用したデータ処理パイプラインのトリガや、Cloud Audit Logsを経由したBigQueryイベントによるジョブ完了ごとのダウンストリーム処理の開始、Cloud Pub/Subへのパブリッシュによるカスタムソースからのマイクロサービス間でのシグナル送信およびインフラストラクチャの活用などが想定されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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