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自分自身で課題を解決するDX事例紹介

検索がしんどいPDF情報をLINE Bot化で使いやすくしてみよう

自分自身で課題を解決するDX事例紹介 第2回

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 本連載では、DX(デジタルトランスフォーメーション)、その中でも特に業務効率化をテーマに、プロトアウトスタジオの生徒や関係者が日々の生活や業務で発生している課題を見直し、技術を活用しながら解決していく方法をご紹介していきます。第2回となる本記事は、検索しにくい公開情報をみんなが使いやすいように、LINE Botを利用して検索できるようにする方法を解説していきます。

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地元のプレミアム付き商品券が使えるお店一覧が、PDFファイルとして公開されていた

 こんにちは。筆者は埼玉県川口市に住んでいます。最近「プレミアム付商品券」を発行するとのチラシをもらいました。チラシによると、2万円を払って商品券を買うと、地元のお店で2万4000円分のお買い物ができるようです。

図1:川口市プレミアム付き商品券のWebサイト
図1:川口市プレミアム付き商品券のWebサイト

 4000円もお得に買い物ができるなんてステキ! ただ、気になるには、近所に商品券が使えそうなお店があるのかというところですよね。調べようとホームページへアクセスしたのですが、なんとお店一覧が存在せず、お店の情報をまとめたPDFへの直リンクがおいてあるだけでした。

 制作した方は、PDFを印刷して持ち歩いてもらうことを想定しているのかもしれませんが、なかなかそれも厳しいです。

 この記事では、こういった検索しにくい公開情報をみんなが使いやすいようにLINE Botを利用して検索できるようにする方法を解説していきます。また、初心者の方でもGoogleアカウントとLINEアカウントさえあれば、誰でも簡単に作れるように説明していきます。

本記事で説明すること

  • LINE Botの準備
  • LINE Botの実装(オウム返し)
  • 検索機能の実装

事前に準備をしておくもの

  • Googleアカウント
  • LINEのアカウント
  • 公開したいデータのCSVファイル(公開されているデータがPDFの場合、CSVに変換できるツールで変換しておきましょう。筆者はAdobe Acrobatで変換しました)

LINE Botの準備

 まずは、LINEのアカウントでLINE Developersにログインしてください。開発用にプロバイダーを新規で追加します。

図2:LINEBotの準備1
図2:LINEBotの準備1
図3:LINEBotの準備2
図3:LINEBotの準備2

 プロバイダーを選択し、「Messaging API Channel」を作成します。

図4:LINEBotの準備3
図4:LINEBotの準備3

 必要事項を適当に埋めると、Botができます。

図5:LINEBotの準備4
図5:LINEBotの準備4

 QRコードを読み込んでBotと友達になっておきましょう。ページの下の方でCHANNEL_ACCESS_TOKENを発行できるので、メモしましょう。このページはあとで戻ってくるので、閉じずに開いたままにしておいてください。まだ必要な設定があるので、Basic settings から「LINE Official Account Manager」を開きましょう。

図6:LINEBotの準備5
図6:LINEBotの準備5

 応答設定を以下の通り設定してください。

図7:LINEBotの準備6
図7:LINEBotの準備6

 以下ができましたら、次に進みましょう。

  • Botを友達に追加した
  • CHANNEL_ACCESS_TOKENをメモした
  • 応答設定を変更した

次のページ
Google Apps Script の準備

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この記事の著者

桑原 陸也(クワバラ リクヤ)

 地方の大学で経済学を学んだ後、IT業界に入った文系エンジニア。日本初のプロトタイプ専門スクール「プロトアウトスタジオ」の第1期生。現在はフリーランス として金融業界エンジニアをしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/13475 2021/01/22 11:00

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