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Pythonインタプリタ「PyPy 7.3.4」が公開、2つの異なるインタープリタを含むマイクロリリース

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 Pythonインタプリタであり、CPython 2.7/3.7/3.8の代替であるPyPyの開発チームは、最新版となる「PyPy v7.3.4」を4月8日(現地時間)にリリースした。

 「PyPy v7.3.4」には、異なる2つのインタプリタが含まれており、PyPy 2.7はCPython 2.7.18+のstdlibを含むPython 2.7の構文と機能を、PyPy 3.7はCPython 3.7.10のstdlibを含むPython 3.7の構文と機能をサポートしている。なお、Python 3.8への更新に重点を置いているため、Python 3.6をサポートするバージョンはリリースされない。

 2つのインタプリタは、ほぼ同じコードベースに基づいているため、複数のリリースが存在し、これらはマイクロリリースでありすべてのAPIはほかの7.3リリースと互換性がある。

 「PyPy v7.3.4」では、Windows 64バイナリのサポート、数値を取り扱うPythonコード、およびインスタンスが多くの整数または浮動小数点数を格納するその他のコードにおけるパフォーマンスの大幅な向上、PyObject*の完全なカプセル化のための、c-extensionモジュールを作成可能なHPyのユニバーサルモードの予備的なサポート、vmprof統計プロファイラにおけるARM 64のサポートなどが追加された。

 そのほか、バージョン7.3.3で明らかになった問題点のいくつかが修正されている。また、CFFIのバックエンドがバージョン1.14.5へ、cppyyのバックエンドが1.14.2へ更新されており、C言語との対話にはC拡張ではなくCFFIを、PythonにおけるC++コードのハイパフォーマンスなラッピングにはcppyyを使用することが推奨される。

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https://codezine.jp/article/detail/13929 2021/04/12 15:00

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