Microsoftは29日、新しい製品カテゴリーとなる「Microsoft Surface」を発表した。Surfaceは「サーフェイスコンピューティング」と呼ばれる技術を使ったもの。製品としては30インチのタッチパネルを備えたテーブル型のコンピュータが発表されている。

この製品はユーザーがタッチパネルを「手を使って」操作する。マウスやキーボードを使わなくとも直感的で自然な操作性を実現していて、ユーザーは画面上に表示される情報をつかんだり、拡大させたりすることができる。ディスプレイの表現能力はかなり高く、例えば画面上に水面を表示させれば、その上で手を動かすことにより波しぶきを起こすことも可能だ。
他にもディスプレイ上に置いた携帯電話から瞬時に情報を読み取って表示させたり、デジカメを置いて撮影した写真を一覧で表示させたりすることもできる。複数人で同時にタッチできるため、表示させた写真を簡単に交換することも可能になっている。
地図を表示させ道順を調べることができる。画面に携帯を置けば、調べた情報を簡単に転送させることができる。

Surfaceは2007年末から、ホテルや小売店、レストランなどに設置され、バーチャルコンシェルジュや食事の注文などに利用されることになっている。
なお、公式サイトでは実際に使用している動画が公開されているので、こちらも参照のこと。
プレスリリース:Microsoft Launches New Product Category
公式サイト:Microsoft Surface