Red Hat Enterprise Linuxとバイナリ互換性があり、CentOS代替の1つと目されるAlmaLinuxを開発するAlmaLinux OS Foundationは、ARM/AArch64アーキテクチャ向け「AlmaLinux OS 8.4」安定版を、6月30日(現地時間)にリリースした。
ARM/AArch64向け「AlmaLinux OS 8.4」は、もっとも人気のあるチップセットとハードウェアがサポートされ、コミュニティのメンバーやスポンサー、パートナーによって十分なテストが行われている。
おもな変更としては、ネットワークインストールモードで最速のミラーが自動で選択されるようになったほか、OpenSCAPセキュリティプロファイルを本番環境で使用できるようになっている。
また、余分なパッケージや上流のディストリビューションに含まれていないビルドの依存関係が、開発者専用のdevelリポジトリに格納されるようになり、PowerToolsはデフォルトで無効となって、ファイルは別のリポジトリへ移動された。
そのほか、Python 3.9やSWIG 4.0、Subversion 1.14など、パッケージのアップデートが行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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