スウェーデンのSpotifyは、Pythonでオーディオにエフェクトを追加するためのフレームワーク「Pedalboard」をオープンソース化したことを、9月7日(現地時間)に発表した。
Pedalboardは、デジタルオーディオワークステーション(DAW)だけでなく、スタジオ品質のオーディオエフェクトをコードで簡単に使用できるフレームワークで、プロのオーディオソフトウェアとPythonコードの間のギャップを埋めるために設計されている。
オーディオアプリケーション向けの業界標準フレームワークであるJUCEの上に構築され、プロ向けのDAWアプリケーションのように、内蔵オーディオエフェクトを搭載するとともに、サードパーティのVST3とAudio Unitプラグインをサポートしており、広く使用されているPythonオーディオエフェクトと比較して、最大300倍高速に動作する。
Pedalboardならではの機能としては、小さなデータセットを取得し、オーディオエフェクトを追加してモデルのトレーニングデータのサイズを大幅に増やし、モデルのパフォーマンスを向上させる機械学習機能や、少量のPythonコードを使用してオーディオエフェクトのアプリケーションを簡単にスクリプト化する機能などを備えている。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です