多くのゲームで「人間のように意思決定を行うAI」が利用されています。そうしたゲームAIを利用してゲームをより面白くするには、AIにどんな特徴があり、どのように動くのかを知っておくことが大切です。CodeZineを運営する翔泳社ではゲーム開発者やAIエンジニアの方に向けて、長年ゲームAIの研究・開発で活躍されてきた三宅陽一郎さんによる『戦略ゲームAI 解体新書』が、10月14日(木)に発売しました。
『戦略ゲームAI 解体新書 ストラテジー&シミュレーションゲームから学ぶ最先端アルゴリズム』は、国内外で利用されているゲームAIの事例を交えながら、その特徴やアルゴリズムを解説しています。
著者は2020年度人工知能学会論文賞を受賞するなど、長年ゲームAIの研究・開発で大きな貢献をされてきた三宅陽一郎さん。『人工知能のための哲学塾』(2016年、ビー・エヌ・エヌ新社)、『最強囲碁AI アルファ碁 解体新書 増補改訂版』(2018年、翔泳社)などAI関連の著書も多数執筆されています。
本書ではストラテジーゲームとシミュレーションゲームに焦点を当て、AIがどのようなアルゴリズムで意思決定を行うのかを解説。メインの内容としては「指揮官としての人工知能」「プレイヤーと共創する人工知能」「学習し、成長する人工知能」という3つを取り上げます。
ゲーム開発者にとってはより面白いゲームを作るために、そしてAIエンジニアにとってはゲームを通して発展するAIを活用するために、ぜひ本書で最先端の戦略ゲームAIについて学んでみてはいかがでしょうか。
もちろん、エンジニアでなくても意思決定や戦略に悩む方であれば参考になる考え方が解説されています。
目次
第1部 基礎編
第1章 ストラテジーゲームとは
第2章 ストラテジーゲームと人工知能
第3章 ゲームAIの基礎事項
第2部 技術編
第4章 指揮官としての人工知能 ―「メンバーやユニットを指揮するゲーム」
第5章 プレイヤーと共創する人工知能 ―「世界シミュレーション」
第6章 学習し、成長する人工知能―「育成系ストラテジーゲーム」
第3部 発展編
第7章 ストラテジーゲームの学術的研究
第8章 ストラテジーゲームの人工知能の一般理論
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
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