米Appleは、「macOS Monterey 12.0.1」を、10月25日(現地時間)にリリースした。
「macOS Monterey 12.0.1」では、既知の問題点として、デュアルモニタ接続時にスリープから復帰する際に問題が生じる可能性があるほか、重大な副作用がともなうことから、NSExpressionではオブジェクトの作成や破棄などの操作が禁止されている。さらに、NSConstantValueExpressionを使用して、文字列クラス名をClassオブジェクトにキャストすることは非推奨となった。
さらに、iCloudではLegacy Contactsが削除されたほか(将来リリースで復活予定)、別のiTunesアカウントに関連付けられているカスタムメールドメインアドレスが構成できなくなっており、Mac CatalystではbaseForegroundColorまたはtitleColorForState:を使用していても、UIButtonのタイトルカラー設定が有効にならない。
マップではMKPinAnnotationViewとMapPinが非推奨になるとともに、丸みを帯びた建物の角が消える場合がある不具合が既知の問題となっている。また、ネットワークでは、プロキシ自動設定(PAC)のクリアテキストHTTP URLスキームのサポートが非推奨になり、PACにはHTTPS URLスキームのみを使用する必要がある。
ほかにも、アプリがPython 2.7を使用している場合、アプリを更新して、macOSの将来バージョンで動作することを確認する必要があることを示すアラートを開発者にトリガするようになり、RealityKitではPhotogrammetrySessionにおけるStreamingInput initがサポートされていない。また、SharePlay開発には最新のSharePlay開発プロファイルをインストールする必要がある。
さらに、Swiftに関する不具合として、iOS 15またはmacOS 12 SDKを使用してRealityKitにリンクしているアプリケーションは以前のOSで起動できなくなっており、SwiftUIではcontrolProminenceが非推奨になったほか、ショートカット修飾子Fn(Function)がシステムで予約されているため非推奨となった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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