米Googleは、GKE Autopilotにおいて、フォールトトレラントなバッチワークロードや、中断を処理できる開発/テストクラスタといったワークロードを実行するための、便利かつ費用対効果の高い方法を提供するSpot Podを、11月10日(現地時間)にプレビュー公開した。
Spot Podは、Google Cloudの予備のコンピューティング容量で実行されるため、コンピューティングリソースが利用可能である限り、通常のAutopilot Podと比較して低価格で使用できる。Google Cloudが他のタスクのためのリソースを必要とする場合、GKEは25秒の猶予期間でSpot Podを退避し、DeploymentやJobといったKubernetesワークロードAPIを使用すると、容量が利用でき次第、Spot Podを自動的に再デプロイし、中断したところから再開する。
Autopilotクラスタでフォールトトレラントワークロードを実行する場合は、Spot Podを使用して節約を最大化することが可能で、通常のPodではGKE Autopilotの確約利用割引(CUD)を利用して、最大45%の割引を提供できる。CUDは、すでに大幅に割引されているSpot Podには適用されないものの、より安定した環境を必要とするPodでは便利な費用削減方法を提供する。
なお、Spot PodはGKE 1.21.4以降で利用可能となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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