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職種を横断した情報交換をスムーズに リチカが実施している社内日報「積み記」とは

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積み記で大切にしている3つのこと

 顧客を知るために欠かせないものとなっている積み記ですが、やりとりをする上で大切にしていることが3つあります。

コメントなどを積極的に残す

メンバーが書いた記事やもっと知りたいことについて、なるべくコメントをしたりスタンプをつけて反応するようにしています。そうすることでお互いがどう感じているのかを情報交換するためのハードルが低くなると考えているからです。これは私だけでなく、会社としても大切にしていることなので、積み記のSlackにはスタンプがたくさん押されています。

すべての意見を鵜呑みにしない

個人で思った感想や意見を全部の意見とは捉えず、どうしてそのようなことを感じたのかといった背景をシンプルに深ぼることを大切にしています。アイディアとしてひとつのUI改善案を共有することでたくさんの意見をもらうこともあり、とてもありがたいです。そんなときも、もらった意見をただ反映するのではなく、どうしてそう感じたのかを深堀りすることで共通項を見つけたり、いま一度最適解はないか、と考えることを心がけています。

情報の受信だけではなく、定期的な発信も行う

メンバーの積み記を読むだけではなく、「プロダクトとしてこんなことに取り組んでいる」といった発信も定期的に行い、それらをオープンにするようにしています。まだ7割くらいの完成度やアイディアだとしても、「こんなことを考えている」といった粒度で共有することで、「もっとこうしたほうがお客さまの課題解決になると思う」などのフィードバックに、早めに対応することができると考えています。

まとめ

 積み記は、今では顧客理解、メンバー理解をするために欠かせない存在となっています。

 リチカが大切にしている考えかたとして「積み上げよう」があります。これは、「ナレッジや知識を自分ひとりで独占せず、オープンな場所に積み上げることで、全社・全メンバーの成長に貢献すること」という意味です。

 積み記はまさに「積み上げよう」が形になったものだと思っています。日々記載しているものが積み上がって、時に大きな相乗効果を生み出すのではないでしょうか。顧客理解とメンバー理解のために、今後も積み記文化を継続していければと思います。

最後に

 「元銀行員のUIUXデザイナーが顧客理解のために行っていること」というテーマのもと、これまで4つの記事をお届けしてきましたが、今回が最終回となります。いかがでしたでしょうか。

 改めてですが、プロダクトは顧客の声があって進化していくものだと思います。とくに「リチカ クラウドスタジオ」は、お客さまとともに成長してきたプロダクトといっても過言ではありません。

 今回は「顧客理解のために行っていること」に絞って普段心がけていることをありのままご紹介しましたが、まだまだプロダクトとして解決していかないといけない課題や、整えていかなければいけない仕組みはたくさんあります。

 ただ、これから組織やプロダクトがさらに大きくなったとしても、顧客理解のためにできることは何かを常に考えながら、より良くするための改善を続けていくことが大切ではないかと感じています。今後もしっかりと顧客の声に耳を傾け、メンバーたちと切磋琢磨しながら愚直に取り組んでいければと思います。

 最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

この記事の続きは、「CreatorZine」に掲載しています。 こちらよりご覧ください。

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https://codezine.jp/article/detail/15198 2021/11/17 08:00

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