「kubernetes-models 3.0」では、従来バージョンと比較してパッケージサイズを34%削減するとともに、展開時のサイズも20%削減されている。
今回のアップデートにあたって、数年前に導入されたエイリアスファイルのいくつかが削除されたことで、ファイル数とエクスポートマップのサイズ削減が可能になったほか、型定義ファイルの場所が変更されたことによって、エイリアスファイルの数を減らすとともに、インポートパスの短縮を実現した。
さらに、@kubernetes-models/baseパッケージの新たな型であるTypeMetaが追加されており、TypeMetaを使用することで、apiVersionとkindを用いたインターフェースが拡張され、各型のドキュメントコメントを削除できるようになっている。
型定義ファイルは、従来は_definitions/<id>.jsに隠しファイルとして格納されていたが、IDEの不具合によってインポート候補に表示されることがあったため、より適切なディレクトリに移動された。
また、kubernetes/apimachineryで定義された型のみが含まれる新たなパッケージである@kubernetes-models/apimachineryが導入され、CRDパッケージにおける依存関係のサイズを減らせるようになっている。
そのほか、apiVersionとkindのすべてのクラスに、オブジェクトの型を絞り込むための静的メソッドであるisが新たに付属するようになった。