Linux Foundation Japanは、オープンソースにおける多様性、公正性、包摂の現状を確認し、必要な解決策を導き出すことを目的とした調査レポート「オープンソースにおけるDE&I(多様性・公正性・包摂):オープンソースのエコシステムにおいて公正性と主体性を実現するための課題と機会を探る」の日本語版を、6月13日に公開した。
同調査は、オープンソースコミュニティにおけるさまざまな層のレプレゼンテーション(代表性、妥当な割合の代表者が反映されている状態)、帰属性、包摂性の現状を、より明確に把握することと、現在のイニシアチブと新たな機会領域の両方において、障壁を克服するとともに、健全で生産的かつ多元的なオープンソース環境を育成するために必要になる重要な解決策を特定することを目的としている。
実際の調査は、2021年7月にオープンソースコミュニティを対象として、英語をはじめとする10種類の言語で実施され、世界中の参加者から2000件超の回答が寄せられた。あわせて、世界中のプロジェクト、DE&Iプログラム、企業のオープンソースプログラムオフィス(OSPO)、研究者など、20名以上のオープンソース界のリーダーにインタビューを実施している。
今回、公開されたレポートでは、生み出される技術とその環境の健全性に責任を持つエコシステム全体のリーダーシップチームを支援すべく、戦略的な推奨事項を提示する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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