「Rust 1.62.0」では、プロジェクトのマニフェスト・ファイルに依存関係を追加するコマンド「cargo add」が使用可能になった。
また、Linuxでより軽量なミューテックスを使えるようになった。従来のミューテックスは内部状態を保持するために40バイトを消費していたが、新しい実装では5バイトしか消費しないという。
さらに、64ビットx86プロセッサ上で、OSを使わずに直接動作するプログラム(x86_64ベアメタル)を作りやすくなった。従来、x86_64ベアメタルはプログラムを正しく書いてもビルドできるとは限らないという位置付けだったが、今回のバージョンアップでビルドできることを保証するという位置付けに変わった。正しく動作するという保証まではないが、Rustの開発チームは多くの場合で正しく動作するとしている。