ゲーム業界における品質管理といえば、これまでは経験とセンスに頼った方法による「デバッグ」が中心でした。ですが、昨今ではソフトウェアテストの考え方が広まり、「ゲームテスト」という新たな手法が用いられるようになっています。このゲームテストの考え方とデバッガーやテスターの働き方について紹介・解説した書籍『ゲームをテストする バグのないゲームを支える知識と手法』が、CodeZineを運営する翔泳社から12月22日(木)に発売となりました。
昨今ではモバイルゲームの隆盛もあり、ゲーム開発においてもソフトウェアテストの考え方である「テストを計画し、分析し、設計し、実装して、実行する」というテストプロセスやさまざまな原則にもとづいた「ゲームテスト」が取り入れられるようになってきています。
そこで本書では、「ソフトウェアテストの7つの原則」など基礎知識のほか、ゲーム業界に特化した多人数プレイチェック、ユーザーテスト、バランスチェック、ガイドラインチェックといったテストについて解説。1冊を読み通すことで、ゲームテストを実践するための準備ができるようになっています。
さらに、本書後半ではデバッガーやテスターの働き方とキャリアパスについても紹介。具体的な情報があまり表に出てこなかった領域の実際を知ることができます。
ゲーム業界のテストについて取り上げた本書は、いままさにゲーム開発に携わっている方はもちろん、ゲーム業界を目指す学生や、転職を考えている方にとっても参考になるのではないでしょうか。
目次
第1章 謎めいたゲームテストの世界
第2章 ゲーム開発の変遷
第3章 ゲームテストのための組織
第4章 ゲームデバッグはもう古い!?
第5章 多種多様なゲームテスト
第6章 ソフトウェアテストの活動
第7章 先端的な技術の活用
第8章 未経験から始めるゲームテスター
第9章 ゲームテスターのキャリア
第10章 ゲームテストの未来
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- この記事の著者
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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